天安門事件 学生リーダーの今
【新唐人日本2011年6月7日付ニュース】天安門広場での民主化運動が弾圧されて22年。運動の中心となった21人の学生リーダーが指名手配されました。そのうち3分の2は逮捕され、残りの3分の1は苦労の末、海外に逃れました。彼らの今を追ってみましょう。
指名手配リストのトップに挙げられたのは北京大学の学生だった王丹(おう たん)さん。事件後投獄された後、1998年釈放されて渡米。ハーバード大学で博士号を取得し、現在、台湾の大学で教壇に立っています。今月には、中国の民主化を支援するための学校を設立します。
台湾には、ウアルカイシ氏もいます。事件後海外に逃れ、1996年、妻と共に台湾に移住。最近、大陸に戻る意思を示しているものの、当局に拒否されています。
また当時、群衆の安全を守っていた周鋒鎖(しゅう ほうさ)さんも投獄された後渡米。今は投資管理会社の職員です。2002年、王丹さんなど学生リーダーは、ニューヨークで中国の李鵬(り ほう)元首相を人道に反する罪で提訴しました。
事件でハンガーストライキを発起した柴玲(さい れい)さんは事件後アメリカに逃れ、現在、パソコン企業のトップです。その柴さんの元夫、封従徳(ふう じゅうとく)さんは、かつて天安門事件に関する書籍を出版。事件で両足を戦車にひかれた方政(ほうせい)さんを2009年、アメリカに迎え入れました。
中国に残り、事件の記念活動を続けていた楊涛(よう とう)さんや張銘(ちょう めい)さんは経済犯罪の汚名を着せられて有罪となりました。拷問を受け続けた張さんは、いまだに自宅で療養中です。
当時指名手配された学生リーダー、21人のうち、7人が中国に残り、2人が台湾、残りはアメリカにいます。違う人生を歩んでいても、民主・自由を願う思いに変わりはありません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/04/atext541668.html.-“六四”21名通缉学生今何在–人生际遇各不同.html
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