「豊島区はなぜマンガの聖地で、トキワ荘がマンガ家の梁山泊なのか。豊島区の歴史的背景を子どもたちにしっかり伝えていこう」
「豊島区はなぜマンガの聖地で、トキワ荘がマンガ家の梁山泊なのか。豊島区の歴史的背景を子どもたちにしっかり伝えていこう」
区民にとって本当にプラスとなる「にぎわいの創出」・事業実行へ。
「にぎわいの創出」と同時に、そこで生まれた付加価値を活かして、区民サービスの充実・還元できる仕組みづくりを!
平成27年第3回定例会 「平成26年度決算委員会審査 豊島区無所属元気の会 小林弘明 意見開陳」動画
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平成26年度の決算について、決算審議を行った結果の意見開陳を行いました。
その際の動画です。
今回の決算委員会では、区長が推し進めた「国際アート・カルチャー都市構想」による街づくり、「にぎわいの創出」が、しっかりと行政に活かされているか、区民に対してしっかり理解してもらっているか、といった視点から決算審議にあたらせていただきました。
決算を通じて改めて浮き彫りになった改善点について、上記観点からいくつか提言させていただきました。
1つめは、マンガ・アニメの積極的な活用について。
たとえば、庁舎内や区施設のデジタルサイネージで積極的なマンガ・アニメの活用を行い、「マンガ・アニメの街豊島区」として、マンガが街にあふれていることを印象づけることは重要です。
2つめは、周知や啓発を積極的に行うべきような事業では特にマンガ・アニメを活用することです。
たとえば、リノベーション事業協力者、不動産オーナーの方などへの資料へのマンガ活用や、予防検診事業の啓発に活用するなど。
こうした取組は、すでに北九州市において先例があります。
また、町会や商店街のコミュニティ形成、外国人との交流に関しても、共存・共栄のためのルール・マナー、また、その意義や意味を理解してもらう手助けの一つとして、マンガを活用したマナーブック、コミュニティブックのようなものの作成なども非常に効果的です。
そして3つめは、マンガの街豊島区としての歴史的な背景や経緯をしっかりと子どもたちに理解してもらえるよう、学校教育としても取り入れていくこと。
仮面ライダーやドラえもんは知っていても、その作者やトキワ荘について知らない子どもも多いのではないでしょうか。
豊島区に住んでいる子ども達が、仮面ライダーの石ノ森章太郎先生、ドラえもんの藤子不二雄先生が豊島区のトキワ荘に住んでいた、という事や、他のマンガ家の歴史的な背景、たくさんのマンガ家か豊島区に住んで、描いて、世に出していたんだよ、ということ を、もっと、豊島区の子ども達に、理解してもらい、そして進学して大人になってからも、「自分が生まれ育った街は、マンガ家の街で、こんな歴史があって、こんなすごい人がいたんだよ」と胸を張って伝えていくことです。
これらを推進することによって、「マンガ・アニメの聖地豊島区」として、ブランド力の向上「国際アート・カルチャー都市構想」の実現につながります。
また、「国際アート・カルチャー都市」として、「にぎわいの創出」をするのはよいのですが、その先についても考えて行かなければなりません。
「にぎわいの創出」をすることで、豊島区に暮らしたい、豊島区に住み続けたい、と思ってもらってはじめて、豊島区の将来にとってプラスになるからです。
「にぎわいの創出」をしたことで、区民にとってもメリットがあるようにしていかなければなりません。
ただ単に人にたくさんきてもらえばよい、というだけでなく、そこで創出されたにぎわいを通じて、広告スキームの導入や、歳入増加に結び付けるモデルをしっかりと構築し、来街者向けだけでなく区民に向けたサービスとして還元・充実されることが、税金を投じる意味として、非常に重要なことではないでしょうか。
今回の決算審議を通じて指摘したこと、提言したことをぜひ次回予算構築や事業実施に結び付けていただきたいと思います。