シリア、マリ、南スーダン 三つの紛争とUNHCRの活動2012
シリア、マリ、南スーダン、三つの紛争を通して、今世界で起きている難民問題とUNHCR (ユー・エヌ・エイチ・シー・アール、国連難民高等弁務官事務所) の活動を紹介した動画です。
2012年、さらに内戦が激化したシリアでは既に難民が30万以上にのぼります。ビデオの中では、UNHCR特使であるアンジェリーナ・ジョリーがヨルダンのザータリ難民キャンプを訪れた時の様子が紹介されています。
今年2月から北部の内戦が拡大したマリの難民数は、27万人以上。モーリタニア、ニジェール、ブルキナファソの人里離れた難民キャンプでの支援の課題は物資の確保と飢餓の回避。2012年1月以降難民キャンプに運び込まれた物資の輸送距離は合計15万5000㎞、地球4週分も移動したことになります。
2011年に独立を果たした世界一新しい国、南スーダン。しかしながら、国境紛争はいまだに続いており、難民数は20万人以上。そして、病に苦しむ人の半数は12歳以下、5歳以下の半数は栄養失調。そのため母子への栄養支援は欠かせません。また水の確保と雨季への対策も重要な課題です。
UNHCRは今後も危機の渦中のいる難民の人々の声に耳を傾け、保護と人道支援を行っていきます。