トルコで起きた南オセチア/アブハジアの独立承認を要求するデモ
2008年8月27日、トルコのイスタンブルで行われた、トルコ政府に対し南オセチアとアブハジアの独立承認を求めるデモの模様。19世紀、数十年に渡って帝政ロシアと戦った北カフカスの諸民族が当時のオスマン帝国に追放された関係で、今のトルコにはその子孫が数百万単位で住んでいます。「チェルケス人」と総称される彼らは言語的にはトルコ化していますが、独自のアイデンティティを持っており、チェチェン紛争の時はチェチェン人を、一連のグルジア紛争においてはオセット人とアブハズ人をそれぞれ支持してきました。今年8月のグルジア紛争はロシアとグルジアの対立と面にばかり注目されますが、その中間にある彼らにとってみれば、グルジアもロシアも同様の地域大国なのです。