ヘレンケラー(世界の偉人 動く絵本)
社会福祉活動家「ヘレンケラー」の動く絵本です。
年長さんから小学校低学年向けの、偉人を紹介する動く絵本です。
大切なのは諦めない強い心・情熱です。
自分の置かれた環境に不満を言うだけでなく、真っ直ぐ前を向いて進んでいこう!
・文章:東方明珠
・朗読:結城ハイネ
・イラスト:みのもまりか
【全文】
いまから 140ねんほどまえ
ヘレンケラーは あめりかで うまれました。
1さいの とき たいへんな びょうきに かかりました。
「にしゅうかんも ねつが さがらないわ」
おかあさんの ひっしの かんびょうで、ようやく びょうきが なおりました。
けれども、たかい ねつが つづいたせいで めが みえなくなりました。
みみも きこえません。
ことばが わからないので、おしゃべりも できませんでした。
かわいそうに おもった おかあさんは ヘレンを あまやかしました。
すると、ヘレンは わがままに なってしまいました。
「ごはんを てで たべては だめよ」
「ものを なげたら あぶないわ」
いうことを ちっとも ききません。
「これでは ヘレンの ために ならない」
おかあさんは、サリバン せんせいという かていきょうしを つれてきました。
ヘレンと サリバン せんせいは まいにち けんかばかり でした。
ところが あるひのこと。
「にわで みずあそびを しましょう」
せんせいが いどの みずを ヘレンの てに かけました。
そして ぬれた てのひらに
「み・ず」
と、かきました。
(みず。これは みずと いうの?)
ヘレンは はじめて ことばを しりました。
(うれしい。もっと おしえて)
せんせいは たくさんの ことばを おしえてくれました。
「せんせい。あげる。いく。あかちゃん……」
ヘレンは どんどん おぼえました。
まっくらだった せかいが きゅうに あかるくなったみたい でした。
それから ヘレンは いっしょうけんめい べんきょうを しました。
サリバン せんせいは いつも そばで たすけてくれました。
「なんて がんばりやさん だろう」
だれもが ヘレンを みて ゆうきを もらいました。
おとなになった ヘレンは からだの ふじゆうな ひとたちの ために せかいじゅうを とびまわりました。
「あきらめなければ どんなことだって できるのです」
ひとびとは ヘレンと サリバン せんせいを 「きせきのひと」と よびました。
BGM:Yotubeオーディオライブラリ
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