南シナ海紛争 専門家「中国は敗者」
【新唐人2011年7月25日付ニュース】中国と東南アジア諸国連盟は先日、この海域をめぐる争いの解決に向け、「南シナ海行動宣言」の実施で合意。これについて評論家は、中国は明らかに敗者だと言い切りました。
「南シナ海行動宣言」の実施で中国と東南アジア諸国連盟が合意した点を、専門家は評価。
軍事評論家 文昭さん:「少なくとも最近の衝突で中国を交渉のテーブルに戻しました。まだ実質的な結果はありませんが、この流れは間違いなく南シナ海各国が団結し、国際社会の支持を得て、大国に介入してもらい、中国に圧力をかけようとしています」
南シナ海の紛争をめぐり、ベトナムなどの小国が国連海洋法条約で南シナ海の権益を維持しようとしている一方、中国は現状を変えようと、南シナ海全体の主権を主張したと文さんは指摘。これはたんに南シナ海の資源が豊富なだけではなく、中国には海洋進出の意図があるといいます。中国の最近の活発な動きは、周辺国や国際社会、特にアメリカの反応を見るのが目的だったとも分析。
軍事評論家 文昭さん:「この紛争で中国は明らかに敗者です。今回の行動に対するベトナムとフィリピンの反応は予想を超え、ベトナムでは徴兵令まで出ました。米国の反応も非常に早く、すぐに声明を発表。ベトナムは演習を行い、米空母が2日繰り上げて南シナ海に行きました。フィリピンとも演習をします。様子見のつもりが激しい反応を呼び、中国は後退することになります。ASEANと行動規範を締結すると」
長い目で見れば、南シナ海の情勢は現状維持が続くが、小さな摩擦は避けられないだろうと最後、結びました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/22/atext563135.html.(中国語)
-评论:南海冲突-中共是输家.html
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