大河ドラマ『徳川家康』OP アバンタイトル付き
第一回「竹千代誕生」
近年ではアバンタイトルがある方が主流になってきましたが、昭和の終わり頃まではアバンタイトルは初回や特別な回など一部の回にしかありませんでした。
ちなみに、平成以降の大河に多く見受けられる、解説や豆知識で工夫を凝らしたアバンタイトルは『独眼竜政宗』(1987年)がはしりだそうです。
この『徳川家康』のアバンタイトルでは三方ヶ原の戦いのワンシーンを背景に、徳川家康という人物の概説ナレーションが入ります。
本編では第七回から登場する徳川家康役本役の滝田栄が一足先にお目見えです。
一般的な家康のイメージ像と言えばデップリ太った陰湿な狸親爺。それを長身で面長の精悍な二枚目の滝田栄という全く正反対の人物が演じるというかなり冒険的な配役です。
視聴者の従来の家康像を打ち壊し、さわやかな青年武将という新しい家康像をいち早く与える意味合いもあったのかもしれませんね。
あと、メロディーが「大河ドラマ主題曲集」等のCDと微妙に違うと思います。
下の動画のものがCDのものと概ね同じかと思います。
よろしかったら聴き比べしてみてください。
大河ドラマ『徳川家康』OP 【武田鉄矢トメ】
【原作】山岡荘八
【脚本】小山内美江子
【音楽】冨田勲
【語り】館野直光アナウンサー
【出演】滝田栄(徳川家康)、武田鉄矢(豊臣秀吉)、役所広司(織田信長)、近藤正臣(松平広忠)、大竹しのぶ(於大)、高橋惠子(お久)、
池上季実子(築山殿)、竹下景子(亀姫・お愛。二役)、宅麻伸(徳川信康)、田中美佐子(徳姫)、勝野洋(徳川秀忠)、田中健(松平忠輝)、
長門裕之(本多作左衛門)、江原真二郎(石川数正)、高岡健二(本多忠勝)、内藤武敏(本多正信)、本田博太郎(本多正純)、宮口精二(鳥居忠吉)、
津川真彦(大久保長安)、加賀まりこ(於こう)、福田豊土(酒井忠次)、大出俊(本阿弥光悦)、井川比佐志(奥原信十郎)、夏木陽介(柳生宗矩)、
成田三樹夫(今川義元)、林与一(今川氏真)、伊藤孝雄(織田信秀)、戸浦六宏(平手中務)、大山勝巳(柴田勝家)、藤真利子(濃姫)、
中山仁(茶屋四郎次郎)、田中好子(あやめ)、東てる美(お万)、神崎愛(お袖)、紺野美沙子(木の実)、吉行和子(北政所)、鈴木光枝(大政所)、
鹿賀丈史(石田三成)、瑳川哲朗(前田利家)、御木本伸介(毛利輝元)、田崎潤(島津義弘)、谷隼人(大野修理)、若林豪(真田幸村)、
北村和夫(水野忠政)、佐藤慶(武田信玄)、寺田農(明智光秀)、入川保則(黒田官兵衛)、伊吹吾朗(伊吹吾郎)(加藤清正)、川津祐介(島左近)、
尾上辰之助(伊達政宗)、夏目雅子(淀君)、竜雷太(天海)、八千草薫(華陽院)、小林桂樹(雪斎禅師)、石坂浩二(納屋蕉庵) ほか
【制作】澁谷康生
【演出】大原誠/加藤郁雄、松本守正、兼歳正英、国廣和孝、高橋幸作
1983年1月9日~12月18日放送