西部戦線異状なし(All Quiet on The Western Front) – Part 1
第一次世界大戦中、ドイツのとある学校。授業そっちのけで愛国心を説く老教師の言葉に感化された生徒たちは我先にと入隊を志願、愛国歌「ラインの護り」を歌いながら教室を後にする。級長のポール(リュー・エアーズ)は同級生のフランツ、ムラー、アルバート、ベームらと同じ内務班に配属された。新兵の教育にあたるのは、予備役から応召したヒンメルストス軍曹である。普段は気のいい郵便配達員としてポールたちとも顔馴染みのヒンメルストスだが、軍服に身を包み練兵場に現れると態度が豹変、ポールたち新兵に情け容赦のない猛訓練を課す。そのサディスティックな仕打ちに腹の虫が収まらないポールたちは、ある夜、泥酔して帰営したヒンメルストスを待ち伏せ、袋叩きにして鬱憤を晴らす。