22年前に原発捨てた町…住民の決断:ショアハム原発
一市民でも原発を止められると信じ
原発に賛成する議員の再選を阻止し
議会の勢力を逆転させるとは
敬服しました。
1979年、アメリカのショアハムでは原発建設計画が進んでいたが
スリーマイル島原発事故をきっかけにショアハムの住民は原発反対に大きく傾いた。
ショアハム原発は住宅地に隣接し、ショアハム原発から東側には
交通手段がないため何かあれば避難はできない状態だった。
反対運動では1万5000人が参加し、うち571人が逮捕された。
当時大学院生だったノラ・ブレデスさんは反対運動をまとめあげて
原発の危険性を訴える活動を展開し、原発に賛成する議員の再選を阻み、
5年後には議会勢力を完全に覆した。
政治家は住民の意向を受け入れてショアハム原発を廃炉にすることを決定したが、
60億ドルの建設費用のうち10分の1が住民の負担になることになってしまった。
だが、それでも住民はショアハムに住み続けることを選んだ。