「戦闘」なのか、「衝突」なのか?南スーダン現地派遣職員が本当の現場を語る
国際人道支援NGOのJVC(日本国際ボランティアセンター)の今井高樹さんのインタビューです。
今井さんは、JVCスーダン事務所現地代表で、10年以上南スーダンの支援を続けてきました。
昨年9月、12月と南スーダンで難民の食糧支援などを行い、一時帰国。来月から再び南スーダンに戻ります。
南スーダン各地では、ムラが焼き討ちにあったり、子供が虐殺されたりと戦闘が悪化。首都ジュバでは、誰が敵で誰が敵でないのかわからないなか疑心暗鬼が膨らみ、緊張感が。内戦で仕事がなく、食料さえ買えない状況で、首都の住民も草を食べたりしていると証言。自衛隊は撤退すべきと語っています。
日本のPKO活動は武力を背景にした自衛隊派遣ではなく、武装解除や人道支援などを行うべきだというのが今井さんの考えです。
日報問題などで揺れる南スーダン。現地の様子を知る数少ない日本人の証言は貴重です。
21日午前9時から今井さんは国会へ参考人として招致され証言を行います。「衝突か戦闘か、というのは言葉遊びだ」と語る今井さんは、日本が為すべき本当に現地が必要としている支援のあり方を訴える予定です。
今井さんの緊急報告会が23日(木)夜7時より講談社2階セミナーホールで開かれます。JVC×講談社クーリエジャポン×Gardenの共催です。180席用意しましたが残り席はわずか。http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012ca4yqr1yc.html#detail
写真はJVC提供
場所は南スーダン首都ジュバのグンボ地区の病院など。