番外編関羽に斬られた人々
孔秀
東嶺関を守っていた魏の将。関羽が千里行のとき、関羽が
曹操の手形を持っていないので、曹操に問い合わせるとして
足止めをした。
孔秀は「人質を置いていけ」と言ったものだから、関羽は怒り
孔秀を斬り殺した。
韓福
洛陽の太守。関羽が千里行のとき、関羽が曹操の手形を持っていないので、
引き止めた。関羽は「東嶺関を破ったぞそれでも通さぬのか」といい
韓福は怒って「生け捕りにせよ」という。
韓福は矢で関羽の肘に命中させるも、関羽は血を拭いもせず
韓福を斬り殺した。
孟坦
斬られた六将の中でもっとも目立たないやつ。
韓福の部下である。「生け捕りにせよ」という命令で
三合あわせぬうち逃げて関羽を誘き寄せようとしたが
関羽の馬は速く、あっという間に追いつかれ
斬り殺された。
卞喜
なにかと名前が汚いとされる(読み方が ベンキ)このひと。
并州のひとで、黄巾賊の残党。曹操に仕えて沂水関を守る。
関羽が千里行のとき、鎮国寺に兵士を潜ませるが
寺の僧、普浄が関羽に知らせたため、失敗し斬り殺された。
王植
ケイ陽太守。韓福とは親しくしていたので、関羽が来ると聞くと
関羽を闇討ちにしようと考えた。王植は関羽をもてなした。
密かに部下の胡班に「おまえは今夜、関羽の宿舎を囲み、合図で火をつけて
焼き殺してしまえ」といった。関羽は胡班の父親の胡華と知り合いで、
手紙を預かっているとその手紙をわたす。読み終えた胡班は「忠義の士を
殺す所だった」と王植の計を残らずしゃべり、関羽を逃した。
王植が追ってくるが、関羽はこれを斬り殺した。
秦[王其]
魏の夏侯惇の部下。黄河の渡し場をまもる。
関羽が手形を持っていないため、足止めをしたため、
関羽は怒って「路の邪魔者は斬ってきた」といえば、
秦[王其]も「このわしが斬れるか」といった。
しかし、秦[王其]は関羽にかなわず、斬り殺された。