ドキュメンタリー「南オセチアへの旅」(2006年)」
2006年の冬にEuronewsが南オセチアのオセット人地域とグルジア人地域の双方を取材して作ったドキュメンタリー。少々グルジア寄りではありますが、現在露とグルジアの間で飛び交っている諸々のプロパガンダに比べれば、かなり中立的な内容だと思います。
当時、オセット人とグルジア人の関係は大分改善されていましたが、南オセチア政府とグルジア政府の関係はサアカシュヴィリが大統領となった2004年以来、悪化の一途を辿りました。
この番組に出てる人の多くは、今回の戦争で命を失ったり難民になったものと思われます。
なお、この中でグルジア首相は色々と建設的なことを言っていますが、ちょうどこの一年後、2007年11月にトビリシで起こった大規模な反大統領デモを武力で鎮圧した際の責任を取らされて、クビになります。
その翌年にグルジア政府が実際にやったのは、ツヒンヴァリへの無差別砲撃と軍事侵攻という力技でした。