樊氏 -三国志-
樊氏は桂陽の太守・趙範の兄嫁。未亡人でたぐい稀
な美女であった。
趙範の再婚のすすめに樊氏は3つの条件を出した。
「1、文武に優れていて天下に名が知れていること
2、威風堂々としていること 3、死んだ夫と姓が
おなじであること」
そんなとき桂陽城に攻めてきたのが劉備軍である。
趙範はその時先鋒だった趙雲に降伏した。
趙雲と趙範は同郷、姓が同じなどの理由で義兄弟の
契りを結ぶ。さあ、ここで樊氏の御登場。
趙範は好意で樊氏を趙雲に娶らそうとした。
しかし、趙雲は激怒して断わったのだ。
則ち「自分にとっても樊氏は兄嫁である」というのだ。
桂陽をとって日が浅いこともあって世間のそしりなども・・
と考えたのだろう。
劉備はそんな事情を知って改めて趙雲に樊氏を嫁に
することをすすめた。
しかし、趙雲の答えは「天下には女は沢山おります」
と言って断わってしまったのだ。
それでいいのか趙雲?
趙雲だれと結婚したか気になる。
(趙広・趙統と言う息子がいる)