ディバイナー 戦禍に光を求めて(字幕版)
1919年、トルコ。
愛する息子たちを探し出すため、異国の戦地に父が降り立った――。
オーストラリアで水脈を探し当てるディバイナーの農夫、ジョシュア・コナー(ラッセル・クロウ)。彼の3 人の息子、アーサー(ライアン・コア)、エドワード(ジェームズ・フレイザー)、ヘンリー(ベン・オトゥール)は第一次世界大戦時に出兵し、“ ガリポリの戦い” で消息が途絶えていた。それから4年。終戦になっても遺体がないため、墓を作ってやることもできず、息子たちの死を未だ受け入れることのできない妻のエリザ( ジャクリーン・マッケンジー) は、精神に支障をきたし、自ら池に身を投げてしまう。
もはや守るものがなくなったジョシュアは、せめて息子たちの骨を拾って故郷の土に埋めたいと、海を渡り、戦禍の傷痕残るトルコを訪れる。そんななか、ジョシュアはイスタンブールで、女手一つで息子オルハンを育てているホテルのオーナー、アイシェ(オルガ・キュリレンコ)と出会う。夫を戦地で失っていた彼女はジョシュアに対し、当初冷ややかな態度を取るが、オルハンを通じ、次第に心を通わせていくのだった。だが、そんな彼女には義兄の第二夫人となる縁談の話が進んでいた。
その後、ジョシュアはイギリス陸軍省からの通行許可を得ないまま、違法に漁師を雇い、ついにガリポリの地を訪れる。現地で指揮を執るイギリス軍のヒューズ中佐(ジェイ・コートニー) はジョシュアをすぐに返そうとするが、彼の強い想いに根負けし、元オスマン帝国軍で現地に詳しいハサン・ベイ少佐(イルマズ・アルドアン)を引き合わせることに。そして、ジョシュアは息子たちの敵でもあったハサンの口から、彼らに起こった衝撃の真実を耳にする。さらに、長男のアーサーだけは捕虜に取られ、収容所でまだ生きている可能性があることを知るのだった。
他者を赦すこと、そして自身を赦すことを知ったジョシュアは、迫り来る危険に立ち向かい、愛する息子を捜し出せることができるだろうか。
(C)2014 DIVINER HOLDINGS PTY LTD, RATPAC ENTERTAINMENT LLC, NETWORK INVESTMENT HOLDINGS LIMITED, SEVEN NETWORK(OPERATIONS)LIMITED AND MEGISTE FILMS PTY LIMITED