建武動乱記スレwww
――鎌倉幕府に対する倒幕を実現させた治天の君の御所――
侍従 「主上様、顔色が御優れないようで御座いますが?」
治天の君 「やや、余は念願の怨敵北条を打ち倒したが、どうしたものか。」
侍従 「どうしたものかと申されましても、邪魔者は既に無く我らが天下で御座いますぞ。」
治天の君 「うむうむ、その通りなのじゃが如何にしてもこの荒れようはな。」
侍従 「そうですなぁ。怨敵の末期頃から世は乱れ、それはこの御所の回りも例外では
御座いませぬからなぁ。」
治天の君 「うむうむ、実に嘆かわしい。余は不満であるぞ。」
侍従 「ハハ。」
側近 「主上様、申し上げます!」
治天の君 「なんじゃなんじゃ?」
側近 「怨敵は滅びましたが、未だに怨敵の再起を図る勢力は全国各地に割拠しており
各地の治安はすこぶる悪いとの情報で御座います。」
「この他にも我らの権威に従わず好き勝手に自立する者が後を絶たず、僧や神官
さらには我らの荘園を管理する荘官ですら従わず、天下は混沌に満ちております。」
治天の君 「そんな事言われんでもわかっておるわ!」
側近 「しかし、我らに味方するものもおるとの事で御座いますから、この度の怨敵との戦
で活躍した者どもを家柄や出自にとらわれずに抜擢し我らの味方にすえ徐々に回
復していくしか御座いません。」
治天の君 「うぅぅむ・・・余は貴族を中心とした政がしたいのじゃが・・・」
側近 「主上様。それはなりませぬ。地方のもの共が離反すれば我らに待ち構えているの
は・・・」
治天の君 「あわわわわ・・・良い、わかったわかった。恩赦を出し積極的に登用する。」
「余の藩屏たる者共を集め朝廷の権威を回復するのじゃ。」
一同 「ハハ。」
こうして親政が開始され、
朝廷は各地より恭順する者を集め始めました。
—
このスレは仮想日本中世なりきりスレです。
時代背景(開始時の時代)は鎌倉幕府滅亡後から室町幕府誕生前の建武の親政期です。
ただし、大まかな政体・官位は古代~中世のものとなっております。
参加は皇族、貴族、武士、商人、僧侶、神官、農民など好きな立場より参加可能です。
また、和名ないし中華風(商人、海賊、僧侶など)での参加であればオリジナルキャラクターも可能です。
以下簡単な設定です。
・朝廷の官職のうち五位以上は仕官&昇進でのみ任官できます。
・朝廷の官職のうち六位以下は最初から任官した状態で参加できます。
・地方官は最初から任官した状態を選択できるのは国司の主典(最下位)か郡司、国衙の属官のみです。
*仕官は参加時(または参加後)に帝に対して「仕官するので官職をくれ~」というやり取りを行う場合です。
*仕官以外は最初から官職に就いた(任官した)状態で始める場合です。
参加時の下記のような自己紹介のフォーマットの記載をお願いします。
(三戦の幕府スレより拝借しました。
【名前】
【氏】
【姓】
【苗字】
【諱】
【通称】
【位階】
【官職】 *朝廷での官職
【所属国】 *現在居を構えている国
【勢力】 *現在の所属勢力(勢力がある場合のみ)
【立場】 *親朝廷or反朝廷or中立
【領地】 *支配地
最初から地方を支配している場合、1城~3城程度、荘園ならば1つ、石高は1000石以下となります。
また全て同一郡内に収めてください。
【氏】
【姓】
【苗字】
【諱】 尊治
【通称】 治天の君
【位階】
【官職】
【所属国】 山城
【勢力】 朝廷
【立場】
【領地】 京一帯
【備考】 天皇
第96代天皇。
大覚寺統の後宇多天皇の次男であり本来であれば傍流筋にあたる。
親王宣下のち大宰府帥となり帥宮と呼ばれた。
文保年間に花園天皇より譲位を受け即位。
後宇多天皇の院政の後に親政を行うが天皇による親政を目指し廃位
され光厳天皇が即位し配流される
その後再起を図り数鎌倉幕府を倒して親政を開始する
という史実の後醍醐天皇がモデルです。
なお諱は後醍醐天皇のものです。
( <●> ┏┓ <●> )
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治天の君 「暇じゃ。」
側近 「平和、いやむしろ混沌しきっておりますな。」
治天の君 「何故じゃ余は身分に捕らわれる事無く登用すると申しておるに!!!」
側近 「まぁ御主上様の今迄の御発言の数々が影響しておられるかと・・・」
治天の君 「うぅぅ・・・しかし、これでは一向に余の思うところの世界が実現しない
では無いか!!!お前達何とかするのじゃ!!!!」
側近 「ハ!!!ハハ!!!(何とかって言われてもなぁ・・・)」
治天の君 「むぅぅ・・・全くどいつもこいつも余を馬鹿にしおって・・・」
急使 「御主上様!!!!申し上げます!!!!」
治天の君 「何じゃ何じゃ?余に仕える者が現れたのか?」
急使 「それが・・・当国(山城国)の追捕使の話によりますと、南山城にて
盗賊らが活発に活動しており人々を虐げているとか・・・」
治天の君 「な・・・」
側近 「そんな者共、早々に討伐するのじゃ!!!」
急使 「いえ、それが追捕使らの軍勢が・・・その・・・盗賊らに負けたとの事
でして・・・」
治天の君 「な・・・な・・・何をしておるのじゃ!!!天下の!!!天下の官兵が盗賊などに
敗れるとは!!!!ええぇい、鎮圧じゃ鎮圧せよ!!!!」
急使 「ハハ!!!」
側近 「御主上様の御膝元たるこの山城の国で官兵が盗賊に負けるとは・・・」
治天の君 「まったくじゃ、この国はどうなっておるのじゃ。余は嘆かわしい・・・」
山城で盗賊が暴れています。
(今から向かう、ということでお願いします)
(史実では前年に下っていますが、>>5に乗りたかったので…)
血走った目を皿のように見開き、蓄えたほおひげを震わせて盗賊の頭目はほくそ笑んだ。
いつも通りの軽い〝仕事〟だ。引き包んで、運び手を片付け積荷を奪うだけ。
「ぬかるな、行けぇ」
押し殺した声で合図を出す。一瞬の後には喉元を切られた哀れな犠牲者の
声無き声が夜陰に霧消し、〝仕事〟は片付く筈だった。ところが─
まるで示し合わせたように、隊列の運び手がさっと積荷を見捨ててどこへやら消えた。
積荷に群がる盗賊達。その中で、頭目は長年の経験から違和感を嗅ぎ付けた。なにやら妙だぞ。
その考えがまとまらぬ内、弓弦の唸る声が幾重にも連なって響く。
火矢が積荷に当ると、積荷はぱちぱちと音を立てて燃え出した。どうやら枯れ柴に油を染み込ませておいたらしい。
─図られた。
そう気付いたときには、すでに頭目の喉元には狙い定められた矢が突き刺さっていた。
…本朝のみやこにて、かかる輩がのさばるとは。げにあさましきこと。
首は打ち捨てなさい。斯様な者共の首、主上にお見せ申し上げるまでもありませぬ。
これより東路に下がる、幸先の良い門出と申しましょうか。
主上にてはご安心のほどを。
(そう言って取って返すのは、まだ齢十五、六かという若者。)
(名を源顕家といった。)
【名前】北畠顕家
【氏】源
【姓】朝臣
【苗字】北畠
【諱】顕家
【通称】
【位階】従二位に昇叙予定
【官職】参議、右近衛中将、陸奥守予定
【所属国】陸奥国
【勢力】朝廷
【立場】親朝廷
【領地】多賀城
>>6-7
急使 「御主上様!!!!申し上げます!!!!」
治天の君 「何じゃ何じゃ?そんなに声を荒げてどうしたのじゃ?」
側近 壱 「そうですぞ。その様に声を荒げては家格と品を疑われますぞ。」
側近 弐 「やや、しかし、もしかしますと兵乱の知らせではおじゃらんか・・・?」
側近 参 「そう言えば・・・確か・・・山城の賊共が官兵を打ち破ったとか・・・」
治天の君 「・・・(こやつらは全くをもってへっぴり腰じゃ・・・)」
「して何なのじゃ?」
急使 「ハハ!!!追捕使からの報告によりますと、山城一帯で暴れていた盗賊を
若き男が討ち捨てたとの事で御座います!!!!」
治天の君 「なんと!!!!それは誠か?」
側近 壱 「おぉ。何と!!!この地にもその様な勇猛なる若者がおったとは・・・」
側近 弐 「麿の共の者に是非ともしたいでおじゃる。」
側近 参 「やや、むしろこのワシのだな・・・」
治天の君 「ウォッホン。」
側近衆 「・・・」
側近 壱 「して、その者、名前は何と申す?」
急使 「ハハ!!!報告によりますと源顕家と・・・」
側近 参 「源顕家・・・ぉぉお!!!宗玄殿のご子息か。」
側近 壱 「宗玄殿・・・あぁ・・・権大納言に昇った親房殿か。」
側近 弐 「確か親房殿言えば・・・御主上様の亡き皇子世良親王様のお付でおじゃ
ったなぁ。」
治天の君 「うぬ。余の親王の良き理解者であった。」
側近 壱 「確か・・・親王殿下がお亡くなりになられて官途を引かれたとか・・・」
治天の君 「うぬ。しかしその親房の子とは・・・」
「親子二代に渡り余と朝廷への忠節誠に嬉しいぞ。」
側近 参 「そう言えば、顕家殿は陸奥守に叙任されておりましたな・・・」
側近 壱 「では、任地へ赴く途に盗賊を退治なされたとの事か・・・」
「まさに公家とは思えぬ剛の者・・・」
治天の君 「そうかそうか・・・うぬうぬ。朝廷において彼の様な者は宝じゃ。」
「至急陸奥府へ伝令を送り顕家を参議・近衛中将へ叙任させるのじゃ。」
「吾妻の国はまだまだ余に仕えぬ蛮夷や怨敵の旧臣が多い。」
「こやつらの討伐を顕家に任せるのじゃ。」
側近衆 「ハハ!!!今直ぐに!!!」
朝廷は顕家を陸奥守に加え参議・近衛中将に叙任しました。
(参加改めて有難う御座います。
(まだまだ始まったばかりですので暗中模索では御座いますが、宜しくお願いします。
(なお>>7で叙任予定となっていたので、今後(長期的に見て)なのか、直ぐ(仕官)なのか
(判断がつかなかったので、今回の一件の功という形で叙任させて頂きました。
(御参加ありがとう御座います。
(えっとちょっとご質問なんですが、今滞在しているのが陸奥国で宜しいでしょうか?
(それとも今から陸奥国へ向かうということでしょうか?
(レスさせていただく上でちょっと気になったのですいません。
治天の君 「今日も政務。昨日も政務。明日もきっと政務・・・」
「余はもっと大きな事がしたいのじゃ!」
側近 壱 「御主上様、その様にお嘆きになりますと御心にお障りになられますぞ。」
治天の君 「黙れ黙れ黙れ!!!怨敵を打ち倒したとはいえこの体たらくは何じゃ!!!」
「余の命が届くのは京の都とその目が届く範囲のみ・・・」
「これでは何が変わったかさっぱりでは無いか!!!!」
側近 壱 「そう仰られましても・・・」
急使 「大変で御座いますぞ!!!!
「今度は大和の地で僧達が暴れているとか!!!!」
治天の君 「ぬぅぅぅ・・・御仏ばかり信仰しおって余をなんじゃと思ってるのだ!!!!」
「えぇえい。討伐じゃ討伐せよ!!!!」
急使 「いや、その・・・御主上様には申し上げにくいのですが・・・」
治天の君 「何じゃ!!!何なのじゃ!!!!はっきり申してみよ!!!!」
急使 「鎮撫の為の官兵らが向かいましたが・・・僧達は予想外に強く・・・その・・・」
「司る者もふくめ散々に打ち破られたとの報告で御座います・・・」
治天の君 「なんと・・・うぅぅ・・・僧にも勝てぬのか!!!!」
「一体どうなっておるのじゃ!!!!」
側近 弐 「よいか、直ぐに討伐するのだ!!!!良いな!!!!」
急使 「ハ!!!ハハ!!!」
大和で僧達が暴れています。
【氏】藤原
【姓】朝臣
【苗字】藤原
【諱】義衡
【通称】八郎
【位階】正七位
【官職】陸奥大掾
【所属国】陸奥国
【勢力】
【立場】中立
【領地】平泉館(800石程度)
奥州藤原氏当主。平泉一帯を支配している。
朝廷には友好的でも反抗的でもないが貢物はしている。
歳は21。一人息子豊国丸を大事にしている。
実に素直で、平凡な当主である。
家臣一「そうでもないですぞ。なんでも北畠様が陸奥守として下向なさるとか。」
義衡「ふーん。北畠様は親朝廷だったな。確か。」
—-「ならば、誼を通じておくことは大切だ。」
—-「わしは反朝廷の味方でもないし、親朝廷の味方でもない。」
—-「誼を通じるのは多いほうがいい。」
家臣一「そうですな。挨拶がてら陸奥守様が陸奥にご到着なされる頃使者を送りましょう。」
家臣二「しかし誰を使者に送りましょう?」
家臣一「弟君をお使いになせれればと。」
義衡「ほう。永衡を?」
—-「良い考えじゃな。」
【奥州藤原家は北畠家に使者を送ることに決定しました】
>>12-13
治天の君 「ぬぅ・・・暇じゃ。」
側近 壱 「平和で御座いますなぁ。」
治天の君 「して宣房亜相(大納言の唐名)。大和の賊僧共は鎮圧できたのじゃろうな?」
宣房亜相 「・・・さ、ささ、御主上様。その様な事よりも大局を見ましょうぞ。」
治天の君 「答えになったおらんのじゃが、のぉ?参議忠顕?」
参議忠顕 「やや。御主上様。宣房亜相の仰るとおりでおじゃる。大和を見て天下見えず。
天下見て大和が見えるでおじゃる。」
治天の君 「ぬぅ・・・参議まで何を・・・」
宣房亜相 「し、しかしですな。御主上様。実は陸奥国に名の通ったものが居るとの噂で、
その者は我が方にも怨敵方にもついてはいないとの話で御座いますぞ。のぉ?
忠顕卿?」
参議忠顕 「・・・ぉ。ぉお。そうそう、名を確か・・・義衡。藤原義衡と名乗っておじゃりまして
名の通り、かつて平泉に栄えた藤鎮東将軍の末裔とか何とかという噂でおじゃ
りまして、かの平泉の地に館を構え陸奥大掾を称しているとか・・・」
治天の君 「ぬぅ・・・それは事実じゃろうな?」
宣房亜相 「ハハ!!!御主上様に対し偽りの奏上等滅相も御座いませぬ!!!!」
治天の君 「ぬぅ・・・しかし・・・その義衡とやら・・・余に伏する事なく勝手に陸奥の司馬を
名乗るとは捨てては置けぬのじゃ!!!!」
参議忠顕 「・・・お、お言葉で御座いますが、御主上様!!!誠に申し上げにくい事ではおじゃ
りますが我が方に組する勢力は未だ乏しく、まだまだ天下泰平には遠き現実
でおじゃります・・・その様な時期に陸奥の俘囚どもの地をいっぱしに治める程
の人材を朝敵にしては御主上様の器を誤解させかねませんでおじゃる。」
宣房亜相 「御主上様。忠顕卿の仰る通りで御座いますぞ。ここは寛大な処置を藤原めに
与え天下に御主上様の器の大きさを知らしめ従順させるべきで御座います。」
治天の君 「ぬ・・・そうか、そうもそうじゃな。よしよし。義衡は不問とし磐井郡大領に任す
るのじゃ!!!さっそくそちら準備せい!!!!」
一同 「ハハ!!!」
治天の君 「・・・(しかし鎮東将軍の末裔にて磐井郡の覇者とはのぉ・・・鎮東将軍は王地
を多く支配し謀反を起こすのではないかと噂され、磐井との名はかの上古の
筑紫君を思わせる名じゃ・・・余の世はまだまだ混迷じゃな・・・)」
朝廷は藤原義衡を磐井郡大領(郡司)へ任じました。
(>>12-13
(参加頂きまして有難う御座います。
(書き込みから自立(中立ないし独立)勢力として扱わせて頂きました。
(まだまだ暗中模索で未熟な面ばかりで御座いますが、何卒宜しくお願い致します。
家臣「殿!!」
—-「なぜか朝廷からの使者が!」
義衡「なに!?」
—-「何のようだろうな。まさか我々を朝敵に?」
—-「まあよい。通せ」
使者「このたびは帝のご意思をお伝えに参りました。」
義衡「何でござりましょう?」
使者「藤原義衡を磐井郡大領に任ずる。とのことでございます。」
義衡「(・・・・!!!)」
—-「ははっ、ありがたき幸せでございまする。」
使者「では。」
家臣「しかし以外ですなぁ。朝廷が我々を認めるなど。」
義衡「朝廷にも余裕がなくなっているのだろう。」
—-「でないとわしに官職を授けるわけがない。」
—-「なんにしろわしの磐井の支配か公認になったわけじゃ。」
—-「これからはやりやすくなるぞ。」
家臣「しかし殿、北にも猛者はたくさんおりまする。」
—-「磐井郡だけで満足せずさらに併合していくべきかと。」
義衡「いわれなくともそうするつもりじゃ。」
—-「今動ける兵はどれくらい居る?」
家臣「今はまだ動かないほうがいいかと。」
義衡「それだけ兵が少ないということか。」
—-「ならばしばらくはおとなしくしておこう」
治天の君 「しかし・・・暇じゃな。」
宣房亜相 「まぁ、そうですな。」
治天の君 「政は全て万事うまくいっとるのじゃろうな?」
宣房亜相 「そうですな。今のところは特段の事は御座いませぬぞ。」
治天の君 「うむ。結構じゃ。」
参議忠顕 「御主上様、宣房卿、失礼致しますでごじゃる。」
治天の君 「なんじゃ、忠顕。」
参議忠顕 「ハハ!!!陸奥の義衡の下へ使わした使者が無事帰還しましたでおじゃる。」
治天の君 「そうか。それでどうだったのじゃ?」
参議忠顕 「ハハ!!!使者の話では義衡は叙任を謹んで承ったとの事でおじゃる。」
「まぁ、これで当面は陸奥の国は北畠陸奥守殿と藤原大領殿にお任せする
形で宜しいかと思うでおじゃる。」
治天の君 「そうかそうか、ご苦労であった。大儀じゃ大儀じゃ。」
宣房亜相 「しかし良かったですな。これで怨敵との関係性が無い事がわかりましたぞ。」
治天の君 「うぬうぬ。こうして一つ一つ潰していくしかあるまい。」
「今や我らの支配域は山城国の一部に限られておる。その事を考えれば、
遠き陸奥の国であろうが、蓬莱の国であろうが、余に従う存在は大きい。」
参議忠顕 「その通りでおじゃります。我らには伝家の宝刀である叙位、除目が御座い
ます。この力をふんだんに活用しない手は無いでおじゃりますからな。」
治天の君 「うぬうぬ。その通りじゃ。」
「して、おぬし等、大和の僧乱は収まったのであろうな?」
宣房亜相 「・・・ギクッ」
「はて?大和、ふぬ、思い出せませんな?忠顕卿どの様になられておられま
すかな?」
参議忠顕 「・・・ギクッ」
「やや。国司、追捕使からの報告は御座いませぬから・・・わかりかねるでお
じゃる。」
治天の君 「ぬぅ・・・やはり余の権威は京どまりという事じゃな・・・」
一同 「・・・」
治天の君 「しかし、暇じゃ。」
宣房亜相 「そうですな。」
治天の君 「そう言えば、大和の僧共はどうなっておるんじゃ?」
宣房亜相 「ハハ、国司らの話では、収まったとのことです。」
治天の君 「そうかそうか。それは良い知らせ。」
宣房亜相 「まぁ、そうですな。(どう収めたかは気にしないんだなぁ・・・)」
治天の君 「しかし、京の治安はどうなっておるのじゃ?」
宣房亜相 「そうですな、六波羅が陥落した以後は、宮中を守る武士らが守って
いるとの話で御座いますが、よく分かりませぬ。」
治天の君 「うむ、我らの拠点である京の治安も重要。」
「ちゃんと、取締りを強化するのじゃ。」
宣房亜相 「ハハ!!!」
義衡 「朝廷の動きはないようだな。」
家臣 「ははっ。特に何も。」
—- 「陸奥守様もまだ陸奥にお着きになりません。」
義衡 「暇すぎるな。」
—- 「朝廷の力はそれほどでもない。」
—- 「表側は朝廷に協力する振りをして、領土を拡大する。」
家臣 「・・・・!」
—- 「それは良い考えで。」
—- 「さてどの郡に侵攻しまするか?」
義衡 「江刺郡を攻撃目標に定める。」
—- 「そのために米を臨時徴収し、銀をあたえろ。」
—- 「そして兵をできる限り集めるのだ。」
—- 「計略もしっかりとな・・・・。」
家臣 「ははっわかっております・・・。」
【奥州藤原家は密かに領土拡大を狙っています】
治天の君 「しかし、暇じゃなぁ・・・」
宣房亜相 「平和で何よりですな。」
参議忠顕 「麿らの政がうまくいっている証拠でごじゃりますぞよ。」
治天の君 「ぬぅ・・・その割には天下収まらずではないか!」
参議忠顕 「っそ、それは、その・・・」
宣房亜相 「ま、まぁ、まぁ、末法の世で御座いますから、致し方が御座いませんぞ。」
治天の君 「むぅ・・・」
院員 「申し上げます!!!」
宣房亜相 「どうしたのだ?」
治天の君 「な、何事じゃ?」
院員 「ハハ!!!陸奥の国府より解が届いておりまして。」
治天の君 「陸奥・・・」
宣房亜相 「陸奥といいますと・・・宰相中将殿の任地でございますな。」
参議忠顕 「まさか蝦夷が・・・」
治天の君 「して、何なのじゃ?」
院員 「ハハ!!!磐井郡が大領、藤原義衡殿が領内に銀を配り高値で米を買い
あさり兵を集めているとの話で御座います。」
治天の君 「義衡がか・・・」
参議忠顕 「ま、まさか、郡司め謀反を考えておじゃるのでは?」
宣房亜相 「しかし、北畠中将殿はじめ陸奥には朝廷側の武官もおるゆえ、偏に叛乱
起こすものならば容易く鎮圧される事位やつめもわかっておるだろう。」
治天の君 「ふぬ・・・」
参議忠顕 「ふぅむ・・・ならばきっとそうじゃ。兵を集めるのは治安維持の為、米を買う
のは民に施す為でごじゃろう。きっとそうに違いないでおじゃる。」
治天の君 「・・・(こやつは直ぐに変わるんじゃな・・・」
しかし、まぁ、良い。余は地方といえど安寧を願っておるのじゃ。」
「義衡を追捕使へ任じ郡内の治安を任せ無法者を捕らえさせるのじゃ!」
一同 「ハハ!!!」
宣房亜相 「案外、あの義衡という男、智恵者かも知れませんな。」
治天の君 「うぬ・・・その通りじゃな。」
「皆古狸の様な奴らばかり、世も末じゃ。」
*朝廷は義衡を追捕使に任じました。
義衡「さて、また今日も暇だな。」
家臣「いいえ、そうでもないようですぞ。」
—-「朝廷がわれらを警戒しはじめているとか・・・。」
義衡「なに!?」
重臣「お館さま!」
—-「朝廷から使者が!」
義衡「なに!?」
—-「ふふっ・・・・」
—-「さっそく帝の使者のお出ましか。」
使者「京の帝から伝言を持ってまいりました。」
義衡「ははっ。」
—-「(どう言い訳するべきか・・・・。)」
使者「・・・藤原磐井大領を追捕使に任ずる。」
義衡「・・・・・・。ん?なんですと?」
使者「ですから、追捕使に任ずると。」
義衡「は、はぁ・・・。」
—-「ありがたき幸せ。」
家臣「しかし、不思議ですな。」
義衡「なにがだ?」
家臣「ばれなかったことでございます。」
義衡「・・・。うかつに口に出すでない。」
家臣「すみませぬ。それでは私は下がらせていただきます。」
義衡「うむ。」
義衡「さて、朝廷が感づきつつある・・・。」
—-「どう領土拡大すべきか・・・。」
【藤原義衡は追捕使に任じられました】
治天の君 「しかし、何も起こらんもんじゃな。」
宣房亜相 「そうですな。」
「奥州へと向かった北畠中将殿が山城の賊を討伐して以来、大きな
兵乱はこの地には御座いませぬからな。」
参議忠顕 「きっと我らの政が上手くいっている証拠でおじゃる。」
治天の君 「うぬうぬ。結構結構。」
「して余に報告は無いのか?」
参議忠顕 「だから、何も無いという話でおじゃ・・・(ギャ。つねるんじゃない!!!。」
治天の君 「ん?忠顕、今何か言わなかったか?」
参議忠顕 「ま、麻呂は・・・な、なにも、申して・・・」
宣房亜相 「やや、きっと聞き違いでありましょう・・・(ギロリ。」
「そうそう、そう言えばですな、御主上様。先刻陸奥より使者が戻りま
して、藤原義衡めが追捕使の任を受けるとの事で御座いましたぞ。」
治天の君 「そうかそうか。奴は受けるんじゃな。」
宣房亜相 「これで、陸奥は北畠中将殿と藤原平泉殿にお任せするのですな。」
治天の君 「うぬ。全般は陸奥守に任せるのじゃ。」
「じゃが、陸奥守も一人。一人が出来る事は限られる。」
「だからこそだ、手足となり狭い地域を支配する者が重要になるのじゃ」
宣房亜相 「その通りでございます。」
「任ずる事によって我らに組する地を増やし、その支配は当人らに任
せ我らはその実りの一部を得るだけで御座いますが、それでも荒れ
果てた今の世を支配するには効率のいい方法で御座います。」
治天の君 「うぬうぬ。」
治天の君 「しかし、何も起こらんもんじゃな。」
宣房亜相 「そうですな。」
参議忠顕 「きっと我らの政が上手くいっている証拠でおじゃる。」
治天の君 「その割にはちっとも公領も復活せず各地からの解も届かぬが。」
参議忠顕 「っき、きっと、皆政務に忙しいのでおじゃる、うん。そうに違いないで・・・(ギャ 」
宣房亜相 「まぁまぁ、御主上様。今は忍耐のときで御座いますぞ。」
「やはりここは改めて各地に伝達し広く帰順・仕官を募りましょう。」
参議忠顕 「そうそう、それがいいでおじゃる。早速宣旨の用意でも・・・」
宣房亜相 「・・・忠顕卿、そんな面倒な手続きよりも今は綸旨で宜しいでしょうな?」
参議忠顕 「いやいや、宣房亜相。こういうものは格式と伝統を重んずるのが一番でおじゃる。」
「宮仕えをするもの、一族伝来の故実と知識が何よりで・・・(ギャ 」
宣房亜相 「まぁまぁ、第一にはそうで御座いますが、そんな事をしている余裕は御座いませんぞ。」
「各地には怨敵に連なる賊徒も未だ強い力を持ち、この度の戦を見て単なる武士らにも
自立傾向が芽生えつつ御座いますからな。」
「このまま放置していては、怨敵の忌まわしき時代に逆戻りもしかねませんぞ。」
参議忠顕 「あわわわ・・・なんと恐ろしき事でおじゃるか・・・ま、麻呂は死にたくないでおじゃる。」
宣房亜相 「・・・忠顕卿、たとえで御座いますからな。」
治天の君 「ともあれだ。宣房のいう事はもっともである。」
「余と朝廷に仕える有能な才を大至急集めるのじゃ。」
一同 「ハハ!!!」
*朝廷は仕官者・帰順者を募っています。
(物々しい騎馬武者らを前に、こじんまりとした神官の服を着た少年が現れる)
(少年が勇壮な鎧兜に身を包んでくることを期待していた武者ばらは、若干のどよめきをあげた)
(少年はそんな様子も気にせず、武者ばらの前に立つ。心に迷いはなく、怯みもなかった)
――わしは朝敵の汚名を着せられた。もちろん、わしのみではない。わしの一族みなが逆賊となった。
鎌倉に頼朝公が幕府を構えられた折より、わしらは執権として精一杯その補弼に励んできた。
かつては蒙古の大軍も打ち払った。国難という国難の矢面に立ってきたのは、間違いなく北条得宗家である。
――敢えてわしは問う。真に不義理であるのは誰か?
――窮余の北条氏を葬り去らんとして、悪逆なる追い討ちを掛けたのは誰か?
新政と称するは、それ単なる公家偏重の政を隠すための方便である。
ものふふとしての魂を忘れ、公家の狗と成り下がった者こそ、我らを裏切りし者ばらである。
わしはその者ばらが許せん。幕府より受けし恩を忘れ、それを仇によって返した。
そればかりではなく、新政に取り入らんとし、醜態を晒しておる。そんな者ばらは許せん。
故にわしは決起する。悪評高き新政を打破するために。
(そこまで言った後、少年は少し疲れたのか一呼吸置いた)
(武者ばらの動揺は収まり、やや舌足らずな言葉に聞き入るもので場は満たされていた)
(奥からその様子を見守る少年の後見人・諏訪頼重はほっと胸をなで下ろしていた)
(少年が神官の衣装で出たのは、思いの外彼がその装いを気に入っているからである)
(保護者として、頼重は若干の責任を感じていた)
……だから、わしに力を貸してくれ。
(最後に、ほんの僅かに表情を緩めて、少年はそう言った)
(武者ばらは揃って喊声を挙げ、大社はその大きな音量で震えた)
(少年の名は北条時行、北条得宗家の生き残りである)
(この少年の動きが、新政の行方に大きな影響を与えようとしていた)
【名前】北条時行
【氏】平
【姓】朝臣
【苗字】北条
【諱】時行
【通称】相模二郎
【位階】
【官職】
【所属国】信濃
【勢力】北条得宗家
【立場】反朝廷
【領地】諏訪大社
爺や、わしの価値は帝に対する叛乱の旗印ほどしかないじゃろう?
しかも、追随する者は必ずしも多くはない。得宗家は余りに怨みを買いすぎたからの。
全ての反新政の者ばらを糾合できれば、頼もしきことこの上ないのじゃが。
「それは無理でしょうな。そもそも、若は大罪人の嫡子であらせられます。一筋縄ではいきますまい」
さらば、わしは勝算のなきまま、兵を挙げるしかない、ということであろうか?
(時行は駄々っ子のように不満そうな顔をしてみせた。もちろん、頼重をからかうためである)
(北条得宗家の最後の希望とは言え、まだ10歳になったかならないかくらいの齢である)
(鎧兜よりも、神官の格好や時には巫女の格好にまで化けたりするのも、時行なりの気の紛らわしであった)
(戦で一族郎党が壊滅した経験は、幼いだけより強烈に植え付けられている)
(諏訪頼重のことは頼りにしているが、彼が自分を神輿として引き取ったことについては複雑な心境であった)
「ひとまず、鎌倉を攻め落とすのが我々の目標です。北条得宗家の再興が肝要です。
幸いにして、信濃の小笠原の足元はいまだ固まっておりません。打ち破るのは容易でしょう。
勢いが付けば必ずや勝てます。父祖の地を奪還するという思いがあれば、負けるはずがありませぬ」
それでは先が見えぬ。確かに鎌倉までは勝てるであろう。しかし、その先は如何とする。
京にまで攻め上るのか、あるいは関東にて地盤を固めるのか。
叛乱にて決起するのはむしろ容易い。叛乱を継続させるのが最も難しいのだ。
(全国の風潮は新政に対し手厳しいが、北条得宗家に対しても手厳しいものであるだろう)
(北条旧臣以外にまで、叛乱の火を灯すことが重要となってくる)
(そのための方策がなければ、この叛乱は一過性のもので終わってしまうだろう)
(時行にしてみれば、命を懸けて行うものであるから、それだけは避けたかった)
爺や、わしにはな。夢がある。
わしはな。父親らの名誉を回復したいのじゃ。朝敵という悪名を取り払いたいのじゃ。
そのためには、こちらの叛乱を具にして、ある程度朝廷と交渉せねばならん。
すなわち、当初は圧倒的勢いで連戦連勝を繰り広げるのが望ましい訳じゃ。
そのためにはな、わしは爺やを頼りにしておる。尽力してくれよな。
【叛乱軍の攻勢は間近です】
>>27-28
治天の君 「しかし暇だ。」
宣房亜相 「そうですな。」
「我らの元に入る伝達など北嶺南都の僧の訴えと検非違使からの洛中の
報告くらいで御座いますからな。」
治天の君 「
うぅむ。余が望んだ政務とはこの様なちっぽけなものではない!」
宣房亜相 「ま、まぁ、何事も一歩一歩進まねばなりませぬ。」
参議忠顕 「そうでおじゃる。」
「どんなに小さい実も集めれば大きな大きな収入になるのでおじゃる。」
治天の君 「・・・(こやつは身を肥やすことしか考えていないな・・・」
侍従 「御主上様!!! お伝え致します!!!!」
参議忠顕 「なんでおじゃるか!!!!みっともないでおじゃる!!!」
「公家がその様な声を出す出ないでおじゃる!!!!公家とは優美の塊でおじゃるぞ!!!」
侍従 「いえ、いや、その、忠顕卿。状況が状況で御座いますからな。」
宣房亜相 「まぁ、忠顕卿のこれは持病のようなもので御座いますからな。」
治天の君 「して、何があったのだ?」
侍従 「ハ!!!たったいま信濃国より解が届き、怨敵北条が子息相良二郎時行めが
反朝廷の反乱を起こしたとの事で御座います!!!!!」
一同 「( ゚д゚)ポカーン」
宣房亜相 「なんと・・・得宗家の生き残りが反乱を起こすとは・・・」
治天の君 「ぬぅ・・・時行め・・・」
参議忠顕 「ま、麻呂はまだ死にたくない、で、お、おじゃる。」
宣房亜相 「しかし、時行独力ではその様な力など無いかと思われますが?」
侍従 「ハ!!!どうやら裏で諏訪大祝が手を引いているとか・・・」
宣房亜相 「諏訪・・・諏訪と言うと鎌倉で自刃した時光とやらの一門ですな・・・」
「御主上様、諏訪氏とならば信濃で大きな力を振るう大族。」
「ここは甘く見てはなりませぬ。」
治天の君 「うむ。これは早急に対応を考えねばな。」
(>>27-28
(御参加有難う御座います。
(なお、現状で戦争のルールがありませんので、本格的な占領は避けて頂きたいです。
(もう少し参加者さんが集まってから、を考えておりましたが、軍事・財政・戦争のルール
(を決めようと思います。
(その際はどんどんアドバイスをお願い致します。
【諏訪大社】
(不穏な空気を漂わせる信濃の情勢ではあるが、時行らはまだ動こうとはしなかった)
(無闇やたらに動いたところで、反朝廷の時流を呼び集められなければ、叛乱は失敗することが分かっていたからである)
(諏訪頼重は慎重であった。叛乱の流れを、北条一族、あるいは北条旧臣を用いて全国へ広げようと画策しているのだ)
爺や、わしがお主のやることに口を挟むつもりは毛頭もない。
わしでは爺には到底力が及ばぬゆえにの。
ひとまず、わしの役目には一区切りついた。頼継とちと遊んでくる。
(諏訪頼継、諏訪頼重の孫であり、北条時行にとっては齢も近い朋友のような者である)
(二人ともに神官の格好をしたり、化粧をして巫女の真似をしたりするので、頼重は頭を悩ませていたのはまた別の話)
(気が付けば時行は既に消えてしまい、その場には一人頼重のみが残されていた)
「――我ら諏訪一党が助力したところで確かに信濃は取れるやもしれませぬ。しかし、後が続かぬ」
「鎌倉まで進んだとしても、そこまで。そこで打ち止めになって何とする」
「ただ痩せ衰えるのを待つばかりに滅びるまで、そうなっては時行公の御身を奉る意味がない……」
「本朝に対する不平不満は各地に轟いておる。我らにも付け入る間隙がない訳ではないのだ……」
(信濃を落とし、関東平野への道を開く――鎌倉までは順調に攻め落とすことはできるかもしれない)
(が、頼重はそれでは満足できない。と言うより、むしろ満足してはならないと言う方が正しい)
(反朝廷派を糾合できなければ、ジリ貧に陥って、結局は破滅の道を辿ってしまうことは目に見えていた)
(そのためには初動で負けてはならない。出始めに一番大きな花火を打ち上げなければ、追随する者は限られてくる)
「都で一つ……東北にて一つ……北陸道で一つ……九州で一つ……は必要か」
「あくまでこれは最悪の結果、多ければ多いに越したことはないが、今度は連携が難しくなる」
「……諏訪大明神よ」
【諏訪頼重はいまだ慎重な構えを崩しておりません】
(委細了解いたしました)
(もう少し人足が集まればよろしいのですが)
(これのみは神のみぞが知ることゆえ、私どもは願うしかありませんね)
>>30
――時行挙兵の報から数日後――
治天の君 「それで、今はどうなってるのだ?」
侍従 「ハハ!!!未だ状況は掴めておりません。」
参議忠顕 「一体何をやってるでおじゃるか!!!!」
侍従 「いや、しかし、その・・・」
宣房亜相 「まぁまぁ、忠顕卿。そんなに紅くなりますと鬼になりますぞ。」
参議忠顕 「し、しかしでおじゃるぞ!」
宣房亜相 「全ての状況はわからないが、何なんでしょうかな?」
侍従 「あ、その、ハ!!! 現状で諏訪一族のみが担いでいる、状況で御座います。」
「他の武士らに合流の動きは無く、賊徒どもの支配地も諏訪のみで御座います。」
治天の君 「ふむ。」
宣房亜相 「なるほど、まだ波及はしていない、との事ですな。」
「と、なれば、奴らは各地の反朝廷・旧北条方を糾合するつもりで御座いましょう。」
治天の君 「うぬ。」
侍従 「その可能性もあり、信濃国司らには周辺諸国と蜜に連携をとるようにと通達済み
で御座います。」
宣房亜相 「まずは様子見で御座いますな。」
参議忠顕 「・・・ぬぅ・・・な・・な・・」
侍従 「い、如何されましたか?忠顕卿?」
参議忠顕 「な・・・な、生温い!!!!生温いでおじゃる!!!!!」
「奴らの目的はにっくき怨敵の世の再来でおじゃる!!!!」
「そんな奴らの寄せ集めの軍勢なぞ官の武士らが負けるわけが無いでおじゃる!!!!」
宣房亜相 「ま、まぁ、それはそうで御座いますが、相手は僧兵らとは異なりますぞ。」
参議忠顕 「そんなことは百も承知でおじゃる!!!!」
「麻呂はなぜ官に連なる武士や公家が自ら追討に参らぬかがわからぬでおじゃる!!!!」
治天の君 「うぬ、忠顕の言う事は一理ある。」
「だが現状で大軍を派遣し大破されようものなら次は無い。」
「今は様子を見、余らに味方してくれる者どもを募るのが先である。」
宣房亜相 「そ、そうですな。」
参議忠顕 「ぬぅ・・・ま、まぁ、御主上様がそう仰るのであれば致し方がないでおじゃる。」
一同 「・・・(ッホ・・・そういえば忠顕殿は武芸に秀でておられたな・・・」
*朝廷は様子見です。
(>>30
(御了承感謝致します。
(まぁ、持続性というのが何よりこの手では重要ですので、コツコツ進めていけば道は開けると
(思います。互いに色々とネタ作りがんばりましょう。
私(メイン・治天の君)以外の現行の脇役公家らです。
なお、脇役公家達は史実と大分違いますので、モデル程度に思ってください。
【脇役】
宣房亜相・・・万里小路宣房。官位は大納言。帝の近臣。真面目でキレ者。
参議忠顕・・・千種忠顕。官位は参議。帝の近臣。もっぱら駄目な人。
【汎用役人】
侍従・・・帝の近臣ら総称。特定の人物設定無し。
女官・・・同上。
急使・・・同上。
スレをROMしたり、参加する際にお使い頂ければと思います。
【官名】
やり取りの中で、宣房「亜相」や「典厩令」、西園寺「相国」殿の様な
官名が出てきますが、これは唐名です。
特に使い分けはありませんが、参議など唐名にすると長くなるもの等は
日本の官名を使用する傾向が強いです。
なお、下記サイトなどを参考にしております。
【官制大観】官職和名→唐名対照表(官別)
ttp://www.sol.dti.ne.jp/~hiromi/kansei/r_namejckn.html
【書式整形】
投稿に当たって、一度に複数の人物に会話をさせる(会話形式)の場
合、下記のように整形すると見やすくなります。
○○○ 「あー」
△△△ 「いー」
なお、特段ツール等は必要ありませんが、崩れるのが心配であれば、
AA作成ツール(支援ツール)等を使用すると、投稿した場合の表示等
確認しながら書く事が出来ますので便利です。
Ascii Art Editor
http://monahokan.web.fc2.com/AAE/
(時行は諏訪頼継と戯れていた)
諏訪頼継「兵は神速を貴ぶ、と言いまする。何もそれは、それがしのみが知るにあらず、みなが知ることにござりまする」
――――「さにありながら、お祖父様はいささか巧遅のきらいがありまする。慎重すぎるのです」
――――「我らに加担せんとする武者ばらは、今は様子見。それを味方に欲すれば、すなわち如何せん」
――――「我らは快進撃を見せるしかないのでござりまする。勝っている姿を見せねば、味方は増えませぬ」
しかしのう、爺やもそれはよく分かりきっておろう。敢えて耐えるしかないのじゃ。
畿内では叔父の泰家が着々と準備を進めておると聞く。
また北陸道にては、一族の名越兼高がこれも挙兵の準備に奔走しておると聞く。
朝廷も初めのうちは泳がせてくるじゃろう。謀叛は一網打尽にするのが手っ取り早いからのう。
我らはその上で勝負に臨まねばならん。相手の思う以上の勢いを見せねばならんのじゃ。
今、立ったところで、それが爺やには見えぬのじゃろう。待つ理由はそうに違いない。
諏訪頼継「お祖父様は知勇兼備の名将、人に遅れることのない豪胆な武者でござりまする」
――――「それがしもそのことは重々承知しております。さりながら、このままでは先行きが何も見えませぬ」
――――「実際に挙兵してから、随分と間が空くようなことがあれば、それこそ間抜けだと呆れ果てらりまする」
――――「……あ、いや……間抜け、か……」
……ふむう。叛乱軍の将が間抜けであれば、相手も組みしやすいと感じるであろうな。味方はどう思うか分からぬが。
ただ、わしは諏訪一党には深い信頼を置いておる。お主らは絶対にわしを見限ったりはせぬ。
間抜けな首領が突然、英明な君子の振る舞いをすれば、それもそれで面白いかもしれんな。
諏訪頼継「では出始めに、簡単な噂を流しまする」
――――「頼継をお恨み召されるな」
※北条時行 は 女装好き の 軟弱者
※諏訪頼重 は ショタコン で 臆病者
わしのは……全部が全部嘘ではないが……酷いのう。
爺やに至っては……もはや咎人であるの……。
【叛乱軍の悪い噂が流れています】
>>34
治天の君 「して、奴らの動きはどうなのだ?」
宣房亜相 「未だ目立った動きは御座いませんな。」
侍従 「申し上げ奉ります!!!信濃国よりの解によりますと賊徒の悪い噂が
領内にて広まっているとの事で御座います!!!!」
治天の君 「ほぅ。」
参議忠顕 「好機でおじゃる!!!天は麻呂らの見方でおじゃる!!!!」
「今こそ奴らにっくき怨敵を滅ぼす時でおじゃるぞ!!!!」
宣房亜相 「しかし、何故今なので御座いましょうか。」
参議忠顕 「そんな事はどうでも良いでおじゃる!!!」
治天の君 「いや、忠顕、亜相の言う事もっともである。」
宣房亜相 「いいですかな?忠顕卿。奴らはある程度計画しこの度の事を運んだはず。」
「その間、奴らに噂は無く、それが立った途端煙が出るとは不思議なこと。」
「何より、怨敵の支配地は怨敵の首領が元々支配していた土地で御座います。」
「戦火にて攻め取ったわけではないことを考えれば、悪い噂などたちようが無い。」
参議忠顕 「そ、それは一理あるでおじゃるが・・・この際そんな事どうでも良いでおじゃる。」
「今こそへっぴり腰ではないところを見せるでおじゃる!!!」
宣房亜相 「し、しかしですな。各地には未だ怨敵の残党が活動しており、括弧撃破するに
せよ、ある程度敵の状況を把握してからの方が良いですぞ。」
参議忠顕 「しかし、乱が大きくなってからでは遅いでおじゃる。」
「建武元年の規矩・糸田の蜂起もそうでおじゃる。」
宣房亜相 「確かに豊前国から伊予や長門まで広がりましたからな。」
治天の君 「うぬ、忠顕。臣の言うことはもっともである。」
「他の諸国での広がりが無い場合、そしてある程度状況が掴めた場合は対応を
急がせるとする。」
一同 「ハハ!!!」
治天の君 「して、忠顕。お前は陣頭で戦う気なのか?」
参議忠顕 「御主上様の命ならばいくでおじゃる。しかし麻呂は京に留まり最後の砦を勤め
たいでおじゃる。」
治天の君 「そうか。」
宣房亜相 「忠顕卿のお父上様の有忠柳門殿は忠顕卿の武芸好きを買っておりませんでし
たが、今となっては、その武芸でもって朝廷でもっとも頼られる御方になりました
な。」
*京側は情報収集中。
(相変わらず、時行は挙兵を宣言しながらも、目立った動きを見せようとしていない)
(しかし、その割りに使者の往来は激しく、諏訪領内から集まる兵も続々と集結していた)
(時行らが流している悪評は、身内から見れば浅ましいような冗談に思えるのだ)
諏訪一党は御内人のなかでも、信濃に根を張り、その勢力は守護をも脅かす存在。
なかんずく、諏訪大祝としては、朝廷よりも一目置かれる神秘的な存在。
武士としても、神官としても多くの崇敬を集めておる。あの程度の噂の真贋も、その一党からすれば笑止千万であろう。
諏訪頼継「……しかし、それがしは父上よりお叱りを受け申した」
――――「自らの主君とお祖父様を蔑ろにするような真似をするとは何事ぞ、と」
――――「父上はそれがしの考えを分かっておりませぬ。ただの悪戯じゃと思っておりまする」
故に武者ばらが集まるのよ。もっとも、時継の律儀や愚直がかくの如く強いものだとは思っておらんかったがな……。
頼継には要らぬ折檻を与えてしまう結果になったのう……じゃが、諸国に与えた影響は軽んずことはできぬな。
朝廷はややいきり立っておる。信濃の小笠原などは、京の様子を嗅ぎ取って、軍備を整えておるとのことじゃ。
もっとも、諏訪大祝の名はやはり大きいのう。諏訪の祭神を敵に回すことを恐れる者は、信濃に満ち溢れておる。
諏訪頼継「信濃で、諏訪大祝の名を知らぬ者は居りませぬ。あるいは、その名は諸国に広く伝わっておりまする」
――――「故に、その名を生かす方法は、もそっと考えねばなりませぬ」
――――「例えば、我らを諏訪大社の神託を以て、逆賊という汚名を被らずに済むように取り計らう……とはどうでしょう」
大祝の身体は、すなわち諏訪の祭神の肉体……そこから受ける神託、か……。
……ははは! 神託を受ければ、朝廷がむしろ我らに対して逆賊となりうるのか。面白い、面白いぞ……。
神の詔によりて戦う我らには、建御名方命のご加護ぞある! ははは! 頼継、やはりお主は面白い!
【信濃とその周辺では動揺が走っています】
>>36
治天の君 「亜相。動きはあったか?」
宣房亜相 「いえ、その様な報告はありませんな。」
参議忠顕 「ふん、やはり奴らも大した力は無いのでおじゃる。」
「怨敵の遺児を祭り上げた所で従うものは皆無という訳でおじゃる。」
宣房亜相 「しかし、忠顕卿。事実諏訪一党が組しているのは大きい事ですぞ。」
治天の君 「うぬ。神に連なる奴らは僧兵並みに面倒である。」
参議忠顕 「神に連なるとは言っても地方の土地神程度でおじゃる。」
「麻呂らの御主上様は天照の直系。」
「神格でも影響力でも非ではないでおじゃる。」
宣房亜相 「やや、しかしですな、当地信濃では双璧の存在で御座いますぞ。」
「在地の武士や庶民からすれば、先祖累々代々崇め奉り恩恵を得て
きた大神で御座いますからな。」
「その祟りがあるかもしれないとならば、心は迷われますぞ。」
参議忠顕 「そ、そんなもんでおじゃるか?」
宣房亜相 「忠顕卿。貴方も物忌みや方違えをおやりになりますな?」
参議忠顕 「そ、それは、く、公家として、と、当然でおじゃる。」
宣房亜相 「それと同じようもので御座いますぞ。」
治天の君 「うぬ。亜相の言うとおりである。」
「我らに率先して味方する武士勢力が無い今は注視するに留めるしか
あるまい。」
宣房亜相 「そうですな。」
「しかし、万が一、諏訪方らが進軍してきた場合、その際には美濃、近江
の地で戦い、これを打ち破る必要が御座いますし、我らから攻勢をかけ
るにしても、当地の在地武士らの力が必要になるかと思われますぞ。」
治天の君 「うぬ。」
*朝廷方は注視中
(>>37 御参加有難う御座います。未熟者ではありますが何卒宜しくお願い致します。
北条時行起つ!
その報せは建武の新政を迎えたばかりの西国、特に畿内を大いに揺るがせた。
しかしその畿内にありながら北条残党の決起にほくそ笑んでいる男が一人。
宇多源氏の流れを引くその男の名は佐々木道誉、かつて執権北条高時の寵臣であった。
佐々木道誉「崇鑑入道も哀れよのう……」
———-「自らの死を代償に北条の血脈を後世に残したというのに、種が諏訪の田舎侍どもに奪われ担がれるとは」
———-「以前崇鑑入道を訪ねた時に見た利発そうな子、あれが相模二郎であったのだろう」
———-「いかに聡明な子でも育ち方を誤れば凡愚にも成り下がる。ククッ、余も気を付けねばなるまい」
———-「だが相模二郎には感謝せねばな?」
———-「仮初めの平和などいらぬ。余の生ける時代は乱世……いや大乱世であらねば詰まらぬのでな……」
———-「さて、我が“大君”はこの乱にどう対処するのであろうかのう?」
———-「せっかくの火種、是非大君には油を注いでいただきたいものよ……」
【名前】佐々木道誉
【氏】源
【姓】朝臣
【苗字】佐々木
【諱】高氏
【通称】佐々木判官
【位階】従六位上
【官職】検非違使大尉
【所属国】近江国
【勢力】朝廷
【立場】反朝廷
【領地】近江国犬上郡甲良荘
宣房亜相 「しかし、諏訪方の動きが気になりますな。」
参議忠顕 「うぬうぬ。麻呂もそればっかり気になってしょうがないでおじゃる。」
宣房亜相 「何より、このような状況になりつつ、駆けつける武士が全く現れない
とは、我ら朝廷の力と対する地方武士の忠誠がよくわかりますな。」
参議忠顕 「だから武士は当てにならないでおじゃる。」
「上古より麻呂ら公家が武も兼ねるが一番でおじゃる。」
宣房亜相 「・・・ま、まぁ、それは、如何でしょうな・・・」
「しかし、諏訪方に対する策は早急に打たねばなりませんぞ。」
大理隆資 「あー、なんだ、何の話をなさってるんで?」
宣房亜相 「おぉ。これはこれは隆資殿。」
参議忠顕 「お久しぶりでおじゃる。」
大理隆資 「あー、そうそう、そう言えば久方ぶりで。」
宣房亜相 「まぁ、流石は畿内全域をも目を張る検非違使の長なだけありますな。」
参議忠顕 「本当にご苦労な事でおじゃる。」
「毎日毎日事件だの何だのに明け暮れ、時には都の外まで行かれる
激務は公家にはきついでおじゃる。」
大理隆資 「あー、でも、どうでしょうな?忠顕卿なら大丈夫かと思いますが・・・」
参議忠顕 「ん?何か麻呂に言ったでおじゃるか?」
大理隆資 「あー、気になさらんで。」
「それよりですね。畿内周囲で武の立つ者がおりますので、よければ符
でも出そうと思うのだが、宜しいか?」
宣房亜相 「ほぉ。武士とも蜜な関係を持つ貴殿がおっしゃるのであれば、相当な
人物で御座いますな。」
大理隆資 「あー、その辺は心配ないですぞ、何せ源氏の流れを汲み近江国で強
大な力を持つ一族の者でして、今は当地で様子を伺ってるとの話で。」
宣房亜相 「なるほど、それならば期待できますな。」
「何より、京と諏訪の境にあるというのは非常に魅力的で御座いますし。」
大理隆資 「あー、では宜しいかな?」
宣房亜相 「御主上様には私から申し上げておきましょう。」
【近江国犬上郡甲良荘】
>>37
使者 「やや、我は近江国庁の官人である。朝廷より勅命で参った。今すぐ面会したい。」
(信濃は叛乱の渦中にありながら、荒らしの前の如き静けさを漂わせていた)
(もっとも、これは叛乱を取り仕切る諏訪頼重が本格的に実行部隊を動かすのを止めているからである)
(動けるにも関らず、動こうとはしない。信濃を治める小笠原氏にとっては、無言の圧力を絶えずかけているのに等しい)
(また、挙兵して以来、諏訪一党は続々と集結し、信濃における諏訪大祝の影響力の大きさを改めて示していた)
(しかし、である)
頼重! 頼重は居らんか!
わしはもう我慢ならぬぞ。ずっと我慢しておったが、もう我慢の限界じゃ。わしは動く、わしは動くぞ!
諏訪頼重「……若、何を仰せかと思いきや左様なことでありましたか」
――――「その件につきましては、以前に説明した通りで御座います。まだ時宜は我らが蜂起するにあたいませぬ」
――――「地の利、人の和は揃いしかど、天の時がいまだ来たらずという状況下では、成功するものも成功いたしませぬ」
……いや、左様ではない。わしは別に遂に槍を持って蜂起せんとする訳ではない。
どうせ実際の挙兵というものは、まだまだ先になるであろう。わしにはそんな気がするのじゃ。
もし、左様な折が参ったとしても、この信濃は爺やが手によって、必ず我が封土とすることができるであろうよ。
故に、なのじゃが……わしが京の都へと遊山に出ることを認めて欲しいのじゃ。
諏訪頼重「……なんと……仰せになりましたか……?」
わしの影武者として、頼継を置いておく。爺やの言うことは聞くじゃろう。
わしは時継を伴って、京の都へと参る。都が物珍しき訳ではないのだが、色々見ておきたいものがあってな。
なあにすぐに戻ってくるわ。それまでに、もし爺やが兵を動かすのであれば、それは爺やの裁量に委任する。
わしとてまだ戦の機微に長けている訳ではない。いずれは爺やに頼らずとも百万の兵を動かして見せるが、今は無理じゃ。
戦事はまだ爺やに任せる。それでわしは今できることをやってみたいのじゃ。故に京都へと参る。面白いじゃろう。
諏訪頼重「……はあ、まあ……しかし、若が赴かれまするはあまりに危険。止めぬ訳には参りませぬ……が、それで聞く御仁では御座らん」
――――「愚息ながら、時継は愚直だとか律儀を絵に描いたような男、手抜かりはないでしょう」
――――「……お気をつけて、行ってらっしゃいませ。不肖この頼重、万に一つにも謀を頓挫させるような真似はいたしませぬ。どうぞ、お気をつけて……」
うむ。わしも心配はしておらぬ。信濃はもはや我が手にあるも同然じゃ。
【時行は諏訪時継を引きつれ、唐突に京の都へと出発しました】
【氏】源
【姓】朝臣
【苗字】細川
【諱】氏元
【通称】和泉六郎
【位階】従八位上
【官職】南群大領
【所属国】和泉
【勢力】朝廷
【立場】中立
【領地】和泉国南郡
和泉細川家(架空)当主。年は十五。
家臣達に補佐を続けられながら和泉国南郡を統治している。
予は空腹でたまらぬ!
膳を持って参れ!
側近「ははっ!お待ちくだされ!」
《膳が運ばれてくる》
ふむ、今宵は魚か。構わぬ、下がってよい。
《食べ終わり膳を下げさせる》
しかし世の中も平和だな。幕府が滅び、朝廷による新政が始まった。
父上は朝廷のために戦い討ち死にした。なのにこれだけの恩賞・・・。
我ら武士(もののふ)はなんのために戦っているのだ・・・。
側近「己、ではないでしょうか・・・。」
そうか、いやきっとそうだろう。
予にも夢があるしな。
いつか、いつか、和泉国を統べ、群雄となれる日がくればいいな。
《一群の主、いや一少年は夜空の美しい夜に一人そうつぶやいていた》
治天の君 「して、何か変わった事はあるか?」
宣房亜相 「いえ、特には御座いません。」
治天の君 「ふむ。余の威光はいつになったら日ノ本全体に届くのだ。」
参議忠顕 「この様子では難しいでおじゃ(ギャ 」
治天の君 「何か言ったか?」
宣房亜相 「ま、まぁ、しかしですな。」
「各地での兵乱を考えますと、朝廷の力はまだまだ限定的で御座いますし、
まずは畿内の安定を図るべきかと思いますぞ。」
参議忠顕 「そもそも、京自体が平和でないでおじゃる。」
治天の君 「うぬ。主等の申す事はもっともだ。」
宣房亜相 「そこで、ですな。かつてより行われている、京都大番役の宣旨を出されては
如何かと思います。」
参議忠顕 「京都大番役・・・あ、ぁあ、地方の武士に京を守らせるというあれでおじゃるな。」
治天の君 「ふむ。」
大理隆資 「あー、ま、実際の活動は検非違使や各衛府らと協力し行えばいいかと。」
参議忠顕 「おぉ。これは隆資殿。お久しぶりでおじゃる。」
治天の君 「ぬ。隆資か。」
宣房亜相 「はい。この案は検非違使庁の長である隆資殿の案でも御座います。」
大理隆資 「あー、何といいますか、我ら検非違使としても兵が増える事は喜ばしい事で
その他にも、各地の有力豪族や武士を味方に付け、また監視するよい機会かと
考えておりますが。」
宣房亜相 「御主上様。如何で御座いましょう?」
治天の君 「うぬ。では至急整え行うように。」
宣房亜相 「ハハ!!!」
【南群 政庁】
>>42
使者 「我は和泉国衙の官人なり。朝廷より宣旨を持ってまいった。今すぐ謁見したい。」
(>>41-42
(御参加有難う御座います~
(反応が遅れてしまい誠に申し訳御座いません。未熟者ですがこちらでも何卒お願い致します。
使者 「我は和泉国衙の官人なり。朝廷より宣旨を持ってまいった。今すぐ謁見したい。」
門番 「少々お待ちください。大領に聞いてまいります。」
【南群 政庁】
家臣 「朝廷からの使者が参っておりまする。」
ん?
なにごとじゃ?
朝廷からの使者・・・。通すのを躊躇う理由もあるまい。
のう、爺。
細川元置 「爺もそう思いますぞ!」
うむ。通すがよい。
持成しをしっかりとするように!
【謁見の間】
朝廷からの使者殿、どのような御用で参ったのですか?
>>44
使者 「これはこれは郡司殿。政務御忙しき所面会頂き感謝する。」
「それでは、申し上げる。」
「和泉国・南郡大領 細川氏元に京都大番役を命じる。」
「至急上京し洛中の警備を行うべし。」
「以上である。」
*会談中
ふむ・・・。
京都大番役を私にですか。
準備ができ次第都に向かうとしましょう。
【顔を顰めつつも承諾する】
爺、支度は頼んだぞ。
細川元置「ははっ!殿がお早く出立できるようにしておきまする。」
うむ。
使者殿、京に到着した後どなたに挨拶すればよろしいのでしょうか?
無知な故若輩者であるのでまったくわからないです。
>>47
使者 「おぉ。これはこれはご承諾感謝する。」
「いやはや、私も荷が下りました。」
「早速朝廷に報告する故宜しく頼みますぞ。」
氏元 「使者殿、京に到着した後どなたに挨拶すればよろしいのでしょうか? 」
「無知な故若輩者であるのでまったくわからないです。 」
使者 「おぉ。これはこれは失礼した。」
「今上帝の新政となり大抜擢が増えましたからな。」
「御存じない世代の領主殿も珍しくはありませんから、御気になさる事は
ありませんぞ。」
「さておき、で御座いますが、鎌倉方が崩壊した今、それまでの様な振り
分け等は無い為、上洛されましたら実質的に都の治安維持を担当して
いる検非違使庁へご挨拶へ行かれると宜しいかと思います。」
「それ以後に関しましては、検非違使の方より指示があるかと。」
「他に何か御座いますかな?」
*会談中
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