城野遺跡 “朱塗り石棺の謎” -発掘調査記録初公開!-
北九州市小倉南区の旧城野医療刑務所跡地で発見された城野遺跡。
1800年前の弥生時代の大規模な集落、九州で2例目の玉作り工房とともに、九州最大規模の方形周溝墓が発見され、真っ赤な水銀朱がたっぷりと塗られた幼児の石棺2基が発見されました。その発掘調査の感動の記録です。
城野遺跡は、魏志倭人伝に記された北部九州の国々に匹敵する勢力がいたクニ=「企救」国の中心集落(首都都)だったのではないかと言われています。日本考古学協会も北部九州を代表する遺跡として国、県、市に対し3回も要望書を出しています。
ところが、北九州市が土地(国有地)の取得を要望しなかったため、2016年3月に所有者となった大手建設会社の開発により、今、城野遺跡は消滅の危機に瀕しています。
「城野遺跡の現地保存をすすめる会」のホームページもご覧ください。