偉人の死の直前の言葉 -遺言•最期の言葉-
・一生懸命生きますから、なんとか生かしてくださいよ。
by平林たい子(日:作家)
・隣の部屋に行くんだ!仕事をする、仕事をさせてくれ!
by手塚治虫
(大声で呼びかける孫達に向かって)
・何か言ったかい?大丈夫、大丈夫。
by和辻哲郎(哲学者)
・もっと映画を見なさい。
by淀川長冶
・アイスクリームを食べたい。
by国木田独歩
(二番目の妻、アンナに向かって)
・アンナ、覚えておいておくれ。私はいつもお前を熱烈に愛してきた。
一度だって裏切ったことはなかったし、裏切ろうなんて考えもしなかったよ。
byドストエフスキー
・それで、ピュヴィ・ド・シャバンヌは美しくないと皆が言うのか?
byロダン(仏:彫刻家)
・まあ、それ本当?あなたが私を愛していただなんて嬉しいわ。キスして。
何て私は恵まれているんでしょう!私があなたのものだなんてなんて幸せなんでしょう。
byラ・ファイエット夫人(仏:作家)
・ちょっと待って、もうちょっと待って!お願い、助けて、助けて、助けて!
byデュバリ夫人(ルイ15世の愛妾:死刑直前の叫び)
・僕が死んだらベイビーの隣に埋めてください。埋めるときには革ジャンと革のジーンズとバイカーブーツを着せてください。
byシド・ビシャス(母宛ての遺書に)
・死よ、さあ一対一の勝負だ!
byジュルジュ・ベルナノス(仏・作家)
・君に見守られて死ぬのは、僕にはとても幸せなことだ。
byジャン・バチスト・ラシーヌ
・恋をしなさい!
byサラ・ベルナール
・友よ、私が死んだら墓に一本の柳を植えておくれ……。
byミュッセ
お願い、少しシャンペンを下さい。死ぬのが恐くてたまらない。
byダヌンツィオ
・お母さん、僕は本当は孝行者だったんですよ。
by中原中也(1907-1937:詩人)
・今日も暑くなりそうね。こんな暑い日にお葬式を出すと、来てくださる方に迷惑ね。
byいわさきちひろ(1918-1974:画家)
・今年の花火見物はどこへ行こうかな。
by山下清(1922-1971:画家)
・三番が正解です。
by逸見政孝(1945-1993:アナウンサー)
・富士が見たい。
by吉田茂(1878-1967:政治家)
・腹の中が裂けるようだ。もう何も言わん。
by岩崎弥太郎(1834-1885:三菱財閥創設者)
・俺は脳をやられてるからもうだめだ。もういかん。
by坂本龍馬
・俺のやせ細った顔を他人に見せるな。家族だけで荼毘に付してくれ。
by渥美清
(庭にいた猫に刀を振り上げて斬ろうとしたが斬れなかった。そして下の言葉を発した後、部屋に転がり倒れてしまった)
・もう、斬れない!
by沖田総司
・自分が死んだら、白い花一輪とベートーベンの第九を聞かせて欲しい。他には何もなくていい。
by棟方志功(1903-1975:版画家)《遺言》
(病に効くというブドウ酒を差し出されて)
・友よ拍手を!喜劇は終わった!遅すぎた、遅すぎた、あまりにも遅すぎた!
byベートーヴェン
・私は誰をも愛す。私に敵があるとすれば、その敵に天国で出会って「ようこそ」と本当に言いたいと思う。
byクリスティナ・ロセッティ
・何ということだ!あなたが私の為に歌いに来て下さるとは……!ひどい声のあなたが!
byジャン=フィリップ・ラモ(仏・作曲家)
・覚えておきたまえ、君は神と私の争いに立ち会っているのだ。
byヴィリエ・ド・リラダン
・私を理解してくれた人間は一人だけだった。しかも彼でさえ本当に理解してはいなかった。
byヘーゲル(独・哲学者)
・覚えておけ!死刑は殺人だ!
byロバート・ドリュー(米・死刑囚)
・死ぬことは構わないけど、夫をあとに残すことになるなんて。
だれがあの人の面倒をみるのですか。あの可哀想な人はどうなるの?
byローズ・ロダン(ロダンの妻)
・これが死だとしたら、たいしたことはない。
byリットン・ストレイチー
・今こそ我々は、生命尊重以上の価値の所在を、諸君の眼に見せてやる。天皇陛下、万歳!
by三島由紀夫(自殺前の最後の演説)
・なにか飲み物をくれ。
byピカソ
・大地よ、私が必要なのか。今行くよ。
byゼノン(哲学者)
・お願い、わたしをひとりにして……。
byダイアナ(元英国王妃)
(南北戦争中、スポットシルベニアにて戦死した際に残した意味深い言葉)
・あいつらにはたとえ象だって撃てるわけなかろう。この距……
byセジウィック将
娘のために死ねない。どうしても小学校の授業参観に行きたいんだ。
by池田貴族
・皆、子供はあまり出来ないようですけど陽気に育てて下さい
あなたをきらいになったから死ぬのでは無いのです 小説を書くのがいやになったからです
みんないやしい欲張りばかり 井伏さんは悪人です
by太宰治〔遺書〕
・ながい間、いろいろ親切にして頂いたことを嬉しく思います。
僕はいま誰とも、さりげなく別れてゆきたいのです。妻と死に別れてから後の僕の作品は、
その殆どすべてが、それぞれ遺書だったような気がします。
by原 民喜〔遺書〕
・愛の前に死がかくまで無力なものだとはこの瞬間まで思わなかった。
恐らく私達の死骸は腐乱して発見されるだろう。
by有島武郎〔遺書〕
・なぜみんなそんなに俺を見ているのだ。
by若山牧水
・重く散って 軽く掃かるる 一葉かな
by厳谷小波(童話作家)
・これからは誰がシェーンベルグのことを心配してやるのだろう!
byマーラー(シェーンベルクとは彼の妹のこと)
・書くんだ、紙、鉛筆……。僕は、死ぬ……。
byハイネ
・あの気の毒な国王ルイがここに眠っている。
彼は善人だったと人は言うが、……しかしそんなことがなんになる?
byルイ十五世〔墓碑銘〕
・全世界で足りなかった人にも、一つの墓で充分である。
byアレクサンドル大帝〔墓碑銘〕
・私は自然のよき法則に大人しく身を任せて、無念無想に生きてきた。それなのに
私の考えたこともない死がどうして大胆にも私のことを考えたのか、私はただ驚くばかりである。
byマチュラン・レニエ〔墓碑銘〕
・ここにかわいい幼な子が葬られています。子守唄を聞きながら深い眠りにつきました。どうかお静かに。
そしてかきまわさないでください。この娘の上にかけた柔らかな土を。
byロバート・へリック〔幼子に捧げる墓碑銘〕
束縛があるからこそ
私は飛べるのだ
悲しみがあるからこそ
高く舞い上がれるのだ
逆境があるからこそ
私は走れるのだ
涙があるからこそ
私は前に進めるのだ
byマハトマ・ガンジー 〔遺言詩〕
・僕は負けたのか……。これでもうすべてが終わりだね。
気分が悪い……。吐きそうだからバケツとって。
byグレート金山(ボクサー)
・多くのことを理解したが、何も完成しなかった。
byクロティウス
(死の二日前、泣きながら妻に向かって)
・急に何だか悲しくなってきたんだ。
by国木田独歩
・死ぬとは、とても手間のかかるものだな。
by A.フランス
・もっとシャンパンを飲んでおけばよかった。
byメイナード・ケインズ
(処刑の際、死刑執行人に向けて言ったとされる)
・いいかい、勇気を出して、こわがらずに君の務めを果たしなさい。
私の首は短い、だから撃ちそこねないように注意してくれたまえ。君の名誉にかけて。
byトマス・モア(英・政治家、哲学者)
・Life is a jest ; and all thing show it. I thought so once ; but now I know it.
(人生は戯れ、万事がそれを証す。かつてそう思い、今それを知る)
byジョン・ゲイ〔墓石碑〕
・Thank God , I hava done ma duty.
(神に感謝します。私は義務を果たしました)
byホレイショ・ネルソン(英・軍人)
・Turn up the lights, I don’t want to go home in the dark.
(ランプの灯りを大きくしてくれ。暗闇の中を通って家に帰りたくはない。)
byO・ヘンリー
・どうか、我々の家族の世話をお願いします。
byロバート・スコット(米・探検家)
・さようなら、お友だち。私、栄光に向かって走るわね。
byI.ダンカン(米・舞踏家)
・人の苦しがるのを見るの不愉快でしょう。あなた、あっちへいってなさい。
by小泉八雲(日〔英〕・小説家)
・まだまだ自分の何分の一も知っちゃあいない。……だから生きることにせっかちなのさ。
byジェームス・ディーン〔死の一週間前のセリフ〕
・拍手を。お芝居は終わりだ。
byアウグスティヌス
・死を前にしてはニーチェもキルケゴールも役に立たなかった。
by瀬田栄之助(日・作家)
(家政婦が彼に「臨終の言葉を言ってください」と頼んだときにいった言葉。結局これが臨終の言葉になった)
・あっちに行け、出て行け!臨終の言葉なんてものは、
充分に言い足りなかったバカ者達のためにあるんだ。
byカール・マルクス
・わかってる、わかってる。ホテルの部屋で生まれて……ちくしょう、ホテルの部屋で死ぬんだ。
byユージン・オニール(劇作家)
・我が魂は神に、我が娘は祖国にゆだねる。
byジェファーソン(米・政治家)
・解決の道は今はまったくはっきりしている。光か闇か、そのどちらかの側を誰もが選ばねばならぬ。
byチェスタートン(英・作家)
・(夫に向かって)ねえ、あたしは死なないわよね?
あたしたちは離されやしない、あんなに幸せだったんですもの。
byシャーロット・ブロンテ(英・作家)
(娘が「少しベッドの上でからだの位置を変えると、呼吸がもっと楽になりますよ」と言うと)
・死にかけている者は、何をやるにしても大変なんだよ。
byフランクリン
・私の時間になった。死ぬことなどはなんとも思わない。
だがこの世に愛するものを残しているのは、なんと心残りな事だろう!
……さあ、それでは眠ることにしよう。
byバイロン(英・詩人)
・老人になって死でやっと解放され、これで楽になっていくという感じがする。
まったく人間の生涯というものは苦しみの連続だ。
by高村光太郎(日・詩人、彫刻家)
・あたしが万一いなくなった場合も家の生活は平常どうりよ。よくって?
by岡本かの子(日・作家)
・私のクララよ……私にはわかっているよ。
byシューマン
・私は出来るだけのことをやったのだ。……あとは神よ、裁きを与えたまえ!
byフォーレ(仏・作曲家)
・私は真実を愛する……とても……真実を愛している。
byトルストイ(露・作家)
・ビアンション!ビアンション(自作小説中の医者)を呼んでくれ!
あいつなら、私を救ってくれる……。
byバルザック(仏・作家)
・わが神よ!どうして私をお見捨てになったのですか。
byイエス・キリスト(キリスト教開祖)
・ゲッペルス、俺と妻の死体がよく焼けたかどうか確かめるのを忘れるなよ。
byアドルフ・ヒトラー(独・政治家)
・気を落とさないようにしなさい。見てごらん、
空はなんときれいに澄んでいるのだろう。私はあそこへ行くんだよ。
byルソー
・恐ろしい夢を見た。死者たちの宴に僕が列席している夢を見たんだ。
byオスカー・ワイルド
・今日が、私の人生で唯一の幸福な日です。
byマリー・テレーズ(仏・王妃)
・生きるなんて嫌なことよ!二度とそのことを言わないで!
byマルガリット(スコットランド・貴族)
・私が死んだら、会いにこないでほしい。
byローランサン
(注射をしにきた医者に向かって)
・もう結構です。そっとしておいてください。
byキュリー夫人(仏・物理学者)
・平和……闘争……中華を救え。
by孫文(中・政治家)
・エルヴィラ(妻)……ああ、おまえ……可哀想に!
byプッチーニ(伊・作曲家)
・あなたより先に死ねるのは、私にとって一つの幸せだと思います。
byラシーヌ(仏・詩人)
・死なせてくれ。……私は怖くない。
byポール・クローデル(仏・作家)
・僕の体を起こしてくれ。僕は、死ぬんだから。僕は雑作もなく死ぬよ。
驚いたりしないでくれ!ありがたい!死がやってきたよ。
byジョン・キーツ(英・詩人)
・もう命はおしまいだ。息をするのが苦しい。何かが僕を粉砕する。
byプーシキン(露・詩人)
・お願いだ。アレック、助けてくれ。僕は死ぬ。
byシンクレア・ルイス(米・作家)
・食べたくない。このまま寝とる
by成田キン
・死ぬのにひどく時間がかかった。皆の者許してくれ。
byチャールズ二世
・フランス……軍隊……ジョセフィーヌ………。
byナポレオン一世
・神よ、永遠に我を見捨てることなかれ
byパスカル
・土の中では窒息してしまう。生きたまま葬られないように、身体を外に出しっぱなしにしておいて下さい。
byショパン〔死の前日の言葉〕
・私の仕事は終わった。なぜ待つことなどあろうか。
byジョージ・イーストマン
・なるほど、これが死というものか。ところで……。
byカールライス
・死骸を火葬にして灰を川に投ぜよ。
byエンゲルス〔遺言〕
・向こうはとても美しい。
byトーマス・エジソン
・天国では、耳が聞こえるようになっていてほしいな。
byベートーベン
・これから小説を書かねばならない……。小説を……。
by谷崎潤一郎
・友よ拍手を!喜劇は終わった。
byベートーベン
・わしの図表に近寄るな。
byアルキメデス
・私はちょっと外へ出てきます。しばらく戻らないかもしれません。
byロレンス・オーツ
・行ってくれ。私は大丈夫だ。
byH・G・ウェルズ
・その枕を持っていってくれ。もう必要ないから。
byルイス・キャロル
・お母さん……私の気の毒なお母さん。
byショパン
・ああ、苦しい、今、死にたくない。
by夏目漱石
・よろい戸を開けてくれ。光を……、もっと光を……。
byゲーテ
・眠れる……、やっと眠れる。
byミュッセ
・じゃ、また。いずれあの世で会えるんだから。
byマーク・トゥエイン
・これでおしまい……。
by勝海舟
・死ぬことは、ちっとも怖くない。
byダーウィン
・もうすっかり、いやになったよ……。
byチャーチル
・何事か 夢まぼろしと思い知る身に憂いも 喜びとなし
by足利義政
・四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒
by上杉謙信
・石川や浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
by石川五右衛門
・露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは夢のまた夢
by豊臣秀吉
・いたずらに月日を送り 病におかされ 床の上にて死なん命の口惜しや
by伊達正宗
・旅に病んで 夢は枯野をかけめぐる
by松尾芭蕉
・露の世は露の世ながらさりながら
by小林一茶
・うらを見せ表を見せて散るもみじ
by良寛
・願わくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ
by西行
・余は石見人、森 林太郎として死せんと欲す。墓は森 林太郎のほか一字も彫るべからず。
by森鴎外(本名:森 林太郎)
・葬式の類は一切無用のこと。弔問、供物の類はすべて固辞すること。
生者は死者のためにわずらわさるべきにあらず。
by梅原龍三郎〔遺言〕
・墓地を買うことなど断じて無用たるべきこと。勿論、葬式、告別式など一切不用のこと。
英子や揚子、並びに真に私を知ってくれる友人たちの記憶の中に生を得れば、それで満足。
by尾崎秀実〔遺言〕
・われらたのしくここにねむる。離ればなれに生まれ、めぐりあい、
短き時を愛に生きしふたり、悲しく別れたれどここにまた心となりて、とこしえに寄り添いねむる。
by西条八十〔墓碑銘〕
・一生を棒に降りし男ここに眠る。彼は無価値に生きたり。
by高村光太郎〔墓碑銘〕