APH Gilbert – Shuutan no ou to i sekai no kishi (Dub) (Sub) [sm8251828]
This Hetalia MAD is not mine. Same goes for its translation. If you find mistakes in the translation please let me know.
Original Japanese lyrics:
終端の王と異世界の騎士
これは
彼がプロイセンと呼ばれる前の
壮大な戦いの序曲である━━━
1191
エルサレムのドイツ人の聖母マリア病院修道会
1198
ドイツ人の聖母マリア騎士修道会
ドイツ騎士団
Teutonic Knights
騎士の時代
キリスト教勢力の後退から物語は始まる
生まれ落ちた《聖地》(イェルサレム)
継ぎ接ぎされた《十字軍》(クルセード)
血に塗れた《罪深い人》(マリア)
騎士の名を呼ぶ
「なぁヘルマン!」
1210
第4代騎士修道会総長
ヘルマン・フォン・ザルツァ
『十三世紀のビスマルク』と呼ばれた男である
ここはもう陥る
お前は何を望むか
退くか 進むか
《騎士修道会》(くに)の名を呼ぶ
「行く当てはあんのか」
「ある」
「なら進むに決まってんだろ」
故郷(ふるさと)の空に
別れの言葉を紡ぎ
小さな背が求め行くのは
安寧の地か
「なぁ、どこへ行くんだ?」
「東だ」
「…ふぅん」
「大丈夫だ。俺がお前を本物の国にしてやる」
1211年ハンガリーに招聘されるが、追放
1225年今度はポーランドに招聘されたドイツ騎士団は
ケーニヒスベルクの地に留まる事を許された
ヘルマンの望み
騎士を戴く国
ギルベルトとは即ち希望である
二つの剣を携えて地を駆ける
さあ、この地はギルベルト
お前のものだ
「ぐっ・・・!!!」
「総長!」「ヘルマンっ!」
国の礎を築いてヘルマンは笑う
大きな手で頭を撫でて静かに目を閉じた
「し、死ぬのか」
「・・・そのようだな」
「そっ、か・・・」
「約束、果たせなかったな」
「そんなことないっ!」
「・・・・・・・・・」
「ヘルマン?」
「ヘルマン・・・・・・っ!!!」
ドイツ騎士団は
刀剣騎士団、ドブリン騎士団を吸収し
先住民による三度の反抗を鎮圧
この征服戦争は
改宗に応じない先住民を
容赦なく殺戮するという凄惨なものとなり
14世紀末まで続くのである
点いて往く灯火を
消えて逝く灯火を
琥珀の《髪》(やみ)が
紅い《瞳》(ひかり)が
笑ったまま見送るだけで
嗚呼、唯、存在を確かめるように
俺の神をお前らも崇めろ
俺はこの地に
この地は俺に
仄甘い《陶酔》(ゆめ)を魅せ
騎士達の頂点に君臨するために
膝をつき、血を捧げ
《嘲笑》(わら)ってやるよ
願ったこと全てが叶う世界などない
だからこそ少年は
背を向けるのだろう
嗚呼、忠誠も服従も
胸の内に秘めて
それでこそ少年は
国となるのだろう
「ああ、何処へいくの」
「何処へでも」
「行かないで」
「行こう」
「決意というその翼は折ることはできない」
恐怖支配を続けたドイツ騎士団は
1410年タンネンベルクの戦いに敗れ
ポーランドに膝を折る
そして時は流れて1701年
ヘルマンの願いが真に成就する日がやってくる
『お前を本物の国にしてやる』
「俺はまたここに戻ってきたぜ」
無限に繰り返される言葉は遠い日の約束
墓標に今突き立てるのは誰の剣か?
今、始まりの空に羽ばたく
黒鷲の《鎮魂歌》(レクイエム)
《知られざる歴史》(ものがたり)を口吟むのは
《少年》(かれ)の唇
こうして、1701年1月18日
ケーニヒスベルクにおいて
プロイセン王国が誕生したのである