エドワード2世の一生・生涯・人生
世界史で活躍したエドワード2世の一生・生涯・人生
エドワード2世(1284年~1327年)
1307年に即位したイングランド王エドワード2世は、お気に入りの貴族ガヴェストンと共に専制的な寵臣政治を行います。他の貴族らが改革案を提出したにもかかわらず、これを完全に無視したため、1311年に彼等から攻撃されてヨークに逃走しました。ガヴェストンが処刑されたことで騒ぎはなんとかおさまりますが、1314年「バノックバーンの戦い」でスコットランドのロバート・ブルースに敗北するとまたも貴族たちの批判を浴びます。しかし貴族たちの足並みが揃わなかったことから、エドワード2世は寵愛するディスペンサー父子と共に再び専制政治を行おうとしました。1322年、これに反対する貴族たちの軍勢がバラブリッジで国王軍と戦いますが力及ばず敗北してしまいます。こうしてエドワード2世の専制的な寵臣政治が復活しますが、これをよく思わない皇后のイザベラと皇太子エドワード(3世)は、1327年にディスペンサー父子を処刑するとエドワード2世を廃位してしまいました。