毛皇后とは -三国志毛皇后とは -三国志-
曹叡の皇后である。曹叡が平原王だった頃、
寵愛した。彼女は河内の人で、曹叡が帝になると
毛氏も皇后になった。
しかし曹叡はその後、郭夫人という愛人ができてしまった。
曹叡の寵愛が遠ざかってしまった。
ある日、曹叡は郭夫人と後宮にある芳林園に出て、
毛皇后抜きのお花見宴会を開いてしまった。
郭夫人は毛皇后の事を気にしてたようだが、
曹叡は仕えものに箝口令を出して、
毛皇后にばれないようにした。
しかし、うまくいくはずがない。
毛皇后は散歩して気晴らしをしていたのだ。
そうすると、笛の音などが聞こえてくる。
毛皇后は側の者にたずねた。
すると、曹叡と、郭夫人で花見を楽しんでいることが
わかった。毛皇后はそのまま奥へ引っ込んでしまった。
毛皇后は後日、廊下で曹叡とばったり合った。
毛皇后は言った。
「先日は、たいへん楽しかったのでしょうね」
そして、毛皇后に与えられたものは「死」だった。
演義では、毛皇后の霊が枕頭にあらわれて、
曹叡は病を発して死ぬことになる。