イスラエル製クラスター爆弾を使用するグルジア軍
2008年8月の南オセチアでの戦争で、ロシア軍が自国産クラスター爆弾を使用したのは既に広く知られた事実ですが、実はグルジア軍の側も大量に使用していました。この映像でグルジア軍が使っているイスラエル製の対地ロケット自走砲「MK-4 GRAD LAR-160」のロケット弾には、数十発の「M85」子爆発体が内蔵されていたといわれています。なお、人権監視団体Human rights watchの調査によれば、その一部は何故かグルジア人の村に着弾し、2人が死亡、3人が負傷していたそうです。その発表に対し、グルジア当局は「我が軍のクラスター弾は不発の時は自爆するような安全装置付き!だから断じて違う!」と反論。でも、上述のHuman rights watchが現地で収集した不発弾にはそうした機能はついておらず….。ロシア軍がイスラエル製のそれなど使うはずは無いので、間違いないでしょう。やはり、グルジア軍の錬度は相当に低いものだったのではないかと思われます。
http://www.iht.com/articles/2008/11/05/europe/06cluster.php