元駐露グルジア大使、開戦当初の内幕を暴露→乱闘になりかける。
2008年11月25日、グルジア議会により南オセチアでの戦争の実相を究明するため開かれた公聴会において、参考人として召喚された元駐露グルジア大使、キツマリシュヴィリは「戦争を始めたのはグルジア側である」と政府の公式見解に反する主張を行い、さらに「サアカシュヴィリとその取り巻きは5月にアブハジアを、7-8月に南オセチアに侵攻する計画を立てていた。一方的に米国の支援を宛てにし、それがあればロシアは積極的に介入しないとの楽観的な予想をしていた云々」と当時の指導部の内情を暴露しました。グルジアの当局はメディアに統制をかけ、先の戦争に関しては政府の公式見解(=ロシアの侵略に対する防衛戦争)に沿った報道をさせていたのですが、つい最近まで政権の中枢にあった人物のこうした発言がTVで中継されたことで、世論は大騒ぎになっているようです。
参考:
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5itefRLYb9OvXIY84r-iHHUPY_6pQD94MKC6G0