宗教学(初級133):旧約聖書(出エジプト) 〜 竹下雅敏 講演映像
竹下雅敏氏・講演映像の試聴編です。
本編(1時間以上)はWebサイト http://p2525.com/yt/4903 で配信中。
『引き続き「図説:地図とあらすじでわかる!聖書」(船本弘毅監修、青春出版社)で解説をしたいと思います。
非常に分かりやすい本です。
キリスト教の信者の人は、こういう内容のことを信じていて、「黙示録」という形で未来を想定しているということが分かると思います。
聖書は非常に神話化されていてリアリティがなく、史実に基づいて議論するとずれてきます。
史実に基づいている部分がありますが、伝承は大げさになり具体的な部分が歪曲されていて、現実にあったことと空想が入り交じっているという感じがします。
《出エジプト》旧約の神との契約が成立するここが旧約聖書のクライマックスに相当するところだと思います。
エジプトに移住したイスラエル人、ヤコブとヨセフとその兄弟たちは栄華に包まれて天寿を全うする。
これは前回お話ししたように、異民族ヒクソスがエジプトを支配したときにヨセフが宰相になった。
これは間違いないと思います。
エジプトをヒクソスと同族のイスラエル人が乗っ取り、エジプトという国を破壊してしまう。
ずっと歴史を追いかけていくと、イスラエル人が入ってくるとその国は乗っ取られていくことが分かります。
今のアメリカを見て下さい。
はっきりと分かります。
イスラエル人というかニセ者のユダヤ人(シオニスト)たちがアメリカに入り込み、いつの間にか乗っ取ってしまっています。
たぶんアメリカは1〜2年で滅びるでしょう。
シオニストが国の中枢である軍事や金融を握るとその国が滅びるんです。
非常に恐ろしい民族であると思います。
エジプトも彼らの手引きによって国が乗っ取られてしまったと思っています。
前回紹介した本「封印のイエス」(クリストファーナイト/ロバート・ロマス共著、学研)によると、ヨセフとその兄弟たちがエジプトの正統な王であるセクエンエンラ(セケンエンラー)王を暗殺したらしい。
セクエンエンラ王の息子であるカーメス王、そして次のイアフメス1世によって、ヒクソスはエジプトから追い出され、もう一度エジプト王朝に戻るわけです。
ただし、いったんイスラエル人が侵入してしまったため、エジプトの文化はめちゃめちゃにされ、彼らの闇の信仰(イシュタル、イナンナ崇拝)がエジプトに侵入してしまいます。
結果的にイクナートン王(アメンホテプ4世)やその子のツタンカーメン王の頃にはエジプトの宗教は腐敗しきってしまいました。
ヒクソスを追い出したあと、エジプトは憎っくきイスラエル人を奴隷にしますが、イスラエル人がエジプトを脱し、旧約の神に与えられた聖地カナンにたどり着くまでが出エジプトであるということで、紀元前13世紀半ばのことと考えられています。
出典ならびに映像中に次の誤りがありました。
この場を借りて訂正させていただきます。
(’12/8/5)・「図説:地図とあらすじでわかる!聖書」の監修者 誤)鈴木弘毅氏→正)船本弘毅氏』
本編・映像のさらに詳しい内容はこちらでご覧いただけます
http://p2525.com/yt/4903
配信元 シャンティ フーラ
http://shanti-phula.net/