ヒトラーを中心とした人物辞典
ドイツ・オーストリア
ゲーテ:文豪。24
シラー:文豪。24
ファラースレーベン:『世界に冠たるドイツ』の作詞者。37
ハイドン:『世界に冠たるドイツ』の作曲者。37
ワグナー:ヒトラーの好んだ作曲家。11
ショーペンハウエル:哲学者。13
アドルフ・ヒトラー:1889年4月20日生まれ。父の指示によりリンツの実業学校に通う。11。ウィーン美術学校に1907年,1908年不合格。12。1913年ミュンヘンへ。13。第一次世界大戦が勃発するとバイエルンの歩兵連隊に志願。1918年の第一級鉄十字賞ほか数々の勲章を授与される。18年10月,ガス弾により負傷。14。19年ドイツ労働者党に入党。27。20年,25項目の党綱領を発表。29。23年,ミュンヘン一揆を起こす。54。しかし失敗し逮捕される。66。禁固5年。70。24年12月,保釈される。75。25年4月,オーストリア国籍を放棄。『わが闘争』を出版。79-82
アロイス・ヒトラー:ヒトラーの父。イン河畔の町ブラウナウに住む税関吏。7。アドルフが官吏になることを望む。11。1903年,アドルフ14歳の時に死去。11-12
クララ:ヒトラーの母。1889年4月20日,アドルフを生む。7
ヨハンナ:クララの母。ヒトラーの母方の祖母。12
ゲーリング:9,54-55,63-64,66
ヒムラー:9。ミュンヘン一揆参加時,23歳。66
ゲッベルス:9,10。初め党内左派G.シュトラッサーの秘書。シュトラッサー派からヒトラー支持に鞍替えする。85-87
F.ヴィーデマン:第一次世界大戦時,中尉。14-15
P.ヒンデンブルク:元帥。15。25年4月,大統領に就任。78,88
R.ルクセンブルク:スパルタクス団の指導者。16
K.リープクネヒト:スパルタクス団の指導者。16
F.エーベルト:社会民主党。16。ワイマール共和国初代大統領。25。23年9月,非常事態を宣言。48,61。25年2月,急死。77
P.シャイデマン:社会民主党。16。ワイマール共和国初代首相。25。19年6月に辞職。26
ヴィルヘルム二世:ドイツ皇帝。1918年退位。16,19,21
アウグスト・ヴィルヘルム:元皇太子。SAに入隊。89
W.グレーナー:中将。16。グレーナー=エーベルト密約。17
フェルディナンド:暗殺されたオーストリア皇太子。19。
B.バウエル:ワイマール共和国首相。26
ウルリヒ・フォン・ブロックドルフ・ランツァウ伯爵:ヴェルサイユ条約に調印。26
K.マイヤ:大尉。27
A.ドレクスラー:ミュンヘンの錠前屋。ドイツ労働者党の創設者の一人。27-28,36,38
K.ハラー:ジャーナリスト。ドイツ労働者党の創設者の一人。27
J.ディンクフェルダー:医師。国家主義者。ドイツ労働者党の主任弁士。29
エルランダー夫人:20年当時のヒトラーの下宿の主人。31
F.クローン:歯科医。ナチ党員。党章に鉤十字を使用することを提案。33
H.ゼークト:「10万人軍」の総司令官。35,50,61
E.レーム:ミュンヘン自由義勇軍の司令部員。ナチ党員。35-36,38。突撃隊の指導者。39,60,66,69
F.エップ:ミュンヘン自由義勇軍の司令官。35-36
D.エッカート:ナチ党員。38
E.ボルジヒ:機関車メーカー。ナチ党に寄付。40
F.ティッセン:合同製鋼。ナチ党に寄付。40
ヘレーネ・ベヒシュタイン:ピアノ製造業者夫人。ヒトラーにベルリンの宿舎を提供。41。ヒトラーを支持する女性の代表的存在。91
カローラ・ホフマン:高校校長未亡人。ヒトラーを支持。91
O.ケルナー:玩具商。ナチ党に献金。41
フーゴー・シュティンネス:工業家。44-45
E.ハンフシュテンゲル:ナチ党に寄付。46,54
G.カール:バイエルン州総督。48,54-57,60-61
O.ロッソウ:少将。バイエルン軍管区司令官。カールとともに「三頭政治」体制を敷く。48,50,55-57,60-61
H.ザイサー:大佐。バイエルン州警察長官。カールとともに「三頭政治」体制を敷く。48,55-57,60-61
クリーベル:中佐。「ドイツ闘争連盟」軍事顧問。49,63-64,69。ミュンヘン一揆で禁固5年。70
K.クレッセンシュタイン:少将。ゼークトがロッソウを罷免した後任命したバイエルン軍管区司令官。しかしカールはこれを拒否した。50
M.ショイブナーリヒター:ヒトラーの側近者。52,56,60,64
E.ルーデンドルフ:大将。ヒトラーのミュンヘン一揆に協力。52,56-57,60,62-65,69。逮捕されるが,裁判では無罪に。70
U.グラーフ:ヒトラーの護衛係。54,64
R.ヘス:54,57,66
E.ベーナー:55,62。ミュンヘン一揆で禁固5年。70
M.シュワントナー:60
M.ゴーディン:中尉。州警官隊を率いルーデンドルフを逮捕。65
W.シュルツ:SA衛生隊長。65
イルゼ・ボーリング:ユダヤ人商人夫人。ミュンヘン一揆で負傷したゲーリングを救助。66
W.フリック:中佐。ミュンヘン一揆の被告の一人。69
G.ナイタルト:ミュンヘン一揆を裁いた裁判長。69
K.ツィンターマン:ミュンヘン一揆を裁いた判事の一人。保険調査係。69
P.ヘルマン:ミュンヘン一揆を裁いた判事の一人。保険事務員。69
L.ベック:ミュンヘン一揆を裁いた判事の一人。商人。69
M.ブラオネイス:ミュンヘン一揆を裁いた判事の交代要員。煙草店主。69
F.ギュルトナー:バイエルン州法相。ミュンヘン一揆で裁かれたヒトラーに好意的。70,76
H.イハルト:ミュンヘン一揆裁判の副検事。70
F.ウェーバー:ミュンヘン一揆で禁固5年。70
グレゴール・シュトラッサー:ナチ党員。71。党内左派としてヒトラーと対立。85-87,89
O.レイボルト:ヒトラーが収監されたランツベルク監獄の監獄長。72,75
H.シャハト:ワイマール政府の通貨統制委員。72-73
H.エアハルト:右翼。74
A.フーゲンベルク:ドイツ国家人民党。74
H.ホフマン:ヒトラーの友人。写真家。75,90
H.ヘルト:バイエルン人民党党首,バイエルン首相。75-76
マックス・アマン:ナチ党員。77。ナチ党の出版活動を指揮。税務署対策として『わが闘争』の出版を計画。79,82
Y.バルマト:ユダヤ人実業家。77
B.シュテンペル:神父。ヒトラーの口述筆記を手直し。79
J.シェルニー:記者。ヒトラーの口述筆記を手直し。79
G.シュトレーゼマン:外相。25年,ロカルノ条約に調印。84
F.シュヴァルツ:ナチ党出納長。90
アンゲラ・ラウバル(ゲリ・ラウバル):ヒトラーの姪。91
イタリア
B.ムッソリーニ:ヒトラー生誕時,5歳。7。1922年ローマ進軍により政権を奪取。40
イギリス
W.チャーチル:ヒトラー生誕時,14歳。7
M.ノーマン:英国銀行総裁。72
A.チェンバレン:英外相。84
フランス
G.クレマンソー:フランス首相。24
J.バンヴィル:作家。23
アメリカ
W.ウィルソン:平和14か条。19,21
F.ルーズベルト:ヒトラー生誕時,7歳。7
H.フーバー:ヴェルサイユ条約の不徹底さに注目。23
W.ランガー:精神分析医。ヒトラーの性格を分析,その自殺を予測。8
E.ハウス:大佐。大統領顧問。26
T.スミス:大尉。駐ドイツ米大使館付武官補佐官。40
R.マーフィ:ミュンヘン駐在の米国副領事。45。ミュンヘン一揆を目撃。65,67
C.ドーズ:准将。ドーズ案を立案。73
P.ギルバート:財政家。73
W.シャイラー:ジャーナリスト。93
ソ連・ロシア
レーニン:ロシア革命の指導者。34
J.スターリン:ヒトラー生誕時,9歳。7
F.シュカラフスキー:中佐。10
L.ベジメンスキー:ジャーナリスト。1968年,『アドルフ・ヒトラーの死』を刊行。10
M.シャガール:画家。12
日本
東条英機:ヒトラー生誕時,4歳。8
山本五十六:ヒトラー生誕時,5歳。8
西園寺公望:ヴェルサイユ条約首席全権。24
牧野伸顕:ヴェルサイユ条約首席全権。24
近衛文麿:ヴェルサイユ条約の随員。24
今村均:大尉。36
柳川平助:中佐。36
その他
G.ブリンチブ:セルビア人。オーストリア皇太子を暗殺。19
[参考文献]
・児玉襄『第二次世界大戦 ヒトラーの戦い』文春文庫,1992年。