ラムセス2世の一生・生涯・人生
世界史の軍人ラムセス2世の一生・生涯・人生
ラムセス2世は、大王と呼ぶにふさわしいエジプトのファラオです。前の王朝から持ち越されていたヒッタイトとの対決のためパレスチナに遠征し、現在のレバノンにあるカデシュの戦闘で危機に陥りますが、卓越した勇気と戦闘指揮によって無事に切り抜けたのでした。ヒッタイトとの戦いはさらに16年も続き 、彼の統治21年目にしてやっと和平条約が結ばれます。 ラムセス2世は60年以上ファラオの位にあり、前半が戦争に明け暮れたのに対し後半の統治は平和なものでした。彼の統治した時代はエジプト帝国の広大な版図のほとんどを守ることができ、経済的にも栄えた黄金時代でしたが、彼のあとエジプト帝国は少しずつ衰退していくのです。