ダティスの一生・生涯・人生
世界史に登場する軍人ダティスの一生・生涯・人生
ペルシャ王ダリウス1世はエーゲ海諸島の攻略を目的とした艦隊を送り出しました。この航海を指揮するのがメディア人のダティスとダリウス1世の甥であるアルタフェルネスでした。 紀元前519年にサモス島を征服、続いてナクソス島、デロス島へ向かいます。紀元前499年にはエレトリア沖のエウボイア島にある神殿を破壊し、さらにアッティカ方面に進み、東岸のマラトンの野に上陸します。マラトン上陸はアテナイから追放された僭主ヒッピアスの手引きによって実現しました。ヒッピアスは彼の支援者たちからは歓迎されるはずだと言ってダティスを説得したのですが、現実にはそうはならず、マラトンでの戦闘に破れたダティスは事態を見抜くとさっさと撤退することにしたのです。