世界史に登場する軍人レオニダスの一生・生涯・人生
世界史に登場する軍人レオニダスの人生
レオニダスは伝説的な英雄となったスパルタ王です。彼は決死の覚悟を決めて臨んだ「テルモピュライの戦い」で壮烈な戦死をとげますが、彼の死体を奪いあうペルシャ軍とスパルタ軍の戦いがヘロドトスによって次の様に伝えられています。「レオニダスの死体をめぐって、いまやペルシャ軍とラケダイモン(スパルタの正式名称)軍との戦いはたけなわであった。敵を撃退すること前後4回、勇猛果敢なラケダイモン軍はついに王の遺体の奪回に成功した。」司令官を失ったギリシャ軍の必死の抗戦はまだ続きますが、もう兵力の残りはわずかでした。「剣あるものは剣で、剣折れたものは素手と歯で、彼等は最後まで戦った。さすがペルシャの荒武者どもも、この頑強な抵抗にはへきえきした・・・雨あられのような矢ぶすまでようやく最後の一兵のとどめをさした。」 この戦闘はスパルタの誇りとなり、伝説の戦いとして語り継がれることになります。