ハロルド二世の一生・生涯・人生
世界史で活躍したハロルド二世の一生・生涯・人生
1053年にウェセックス伯となったハロルド2世は、当時のイングランド王以上の権勢をふるい、1063年にはウェールズに遠征してこの地を平定しました。1065年に北方で発生した反乱をおさえて弟のトスティヒを追放、翌年にエドワード懺悔王が死去すると貴族の支持を受けてイングランド王に即位します。同年9月、弟トスティヒとノルウェー王ハロルド・ハルドラーダがイングランド北部に侵攻しますが、「スタンフォード・ブリッジの戦い」でこれの撃退に成功しました。 しかし、10月にはノルマンディ公ウイリアムが王位継承権を要求してイングランドに上陸します。9月の戦いで兵力の衰えていたサクソン軍は「ヘースティングスの戦い」でノルマン軍に完敗し、この戦場において指揮官ハロルドはあっけなく戦死してしまいます。