チャールズ・ハワード・エッフィンガムの一生・生涯・人生
世界史で活躍したチャールズ・ハワード・エッフィンガムの一生・生涯・人生
チャールズ・ハワード・エッフィンガム(1536年~1624年)
イングランド貴族の最高ともいえるノフォーク公と同じ血筋であるハワード・エッフインガムは、女王エリザベス1世とも親戚の関係でした。1585年に海軍最高司令官に任命されましたが、当時のイングランドにおけるこの役職は、首相と海軍大臣と提督を併せたようなもので、実際の海戦の経験や能力については考慮されなかったのです。1588年の「アルマダ海戦」では、航海経験が豊富で指揮能力の優れたフランシス・ドレークを作戦本部長にして、ハワード自らは最高司令官として戦いに臨みました。すぐれた英知と才覚を持つハワードは善意の紳士でもあり、スペイン艦隊と戦った兵士や水夫たちに国庫の貧しいイギリス政府から十分な給料が払われないことがわかると、自らの財産を使って彼等に支払ってやったのでした。