トーマス・フェアファックスの一生・生涯・人生
世界史で活躍したトーマス・フェアファックスの一生・生涯・人生
トーマス・フェアファックス (1612年~1671年)
ヨークシア生まれのフェアファックスはケンブリッジ大学卒業後、軍人としてイングランド王に仕えました。 1640年、スコットランド従軍の功績で騎士の位まで授かりましたが、専制政治に反対の立場をとり市民革命後は議会軍の司令官となります。ふだんは物静かな彼ですが、戦場では際立った才能を発揮し「マーストン・ムアの戦い」で大きな戦功をあげ、1645年にクロムウェルによってニュー・モデル軍が編成されるとその総司令官に任命されました。「ネーズビーの戦い」で国王軍を遂に壊滅させますが、1649年のイングランド王チャールズ1世の裁判では判事として王の処刑に反対します。チャールズ1世が処刑された後のフェアファックスはイングランドの王政復古に力を注ぎ、その後は故郷のヨークシアに引退しました。