オイゲン公の一生・生涯・人生
世界史で活躍したオイゲン公の一生・生涯・人生
オイゲン公(1663年~1736年)
オイゲン公の母親がスキャンダルを起こしてベルサイユ宮殿から追放された時、フランス王ルイ14世はオイゲンを聖職につかせようとしましたが、これを拒否した彼はフランスから逃亡し、1683年にオーストリア軍に入隊しました。以後オーストリアの軍人として、レオポルト1世以下3代の皇帝に仕え、トルコ軍やフランス軍を相手にした戦闘で大いに活躍します。1683年、ウィーンを包囲したトルコ軍を撃退したオイゲン公は、1694年オーストリア軍の総司令官に任命され、1697年の「ゼンタの戦い」において宿敵トルコ軍を破りました。フランス軍がウィーン攻略に向かうと、ハーグ同盟軍と合流したオイゲン公はモールバラと意気投合し、共同してフランス軍に大打撃を与えます。(スペイン継承戦争)ユトレヒト条約の後にネーデルラント総督となり、1716年に再びトルコ軍を撃破すると翌年ベオグラードを攻略。その一方でフランスの勢力をイタリアから一掃することにも成功しました。