アエティウスの一生・生涯・人生
世界史に登場するアエティウスの一生・生涯・人生
若い頃にフン族の人質として過ごした経験のあるアエティウスはフン族と親交があり、彼等の西ローマ帝国侵入を扇動したと考えられています。 西ローマ皇帝ヨハンネスのもとで高官として仕えた彼は、ヨハンネスの死後に不遇の身となり、昔なじみのフン族のもとに逃れました。その後、アエティウスはフン族の援軍を従えてイタリアに戻り、皇帝ウァレンティニアヌス3世のもとで西ローマ帝国の権力の座につくことに成功します。 ガリアの秩序回復に貢献し、ヴァンダル族の地中海征服を阻止した彼の次なる問題が、アッティラ大王に率いられたフン族の危険なほどの勢力拡大でした。アエティウスは、西ローマ帝国軍と共に西ゴート族、 アラン族などを指揮して「カタラウヌムの戦い」で強力なフン族を破ります。 西ローマ帝国を約20年間も事実上支配し続けたアエティウスですが、最後には皇帝ウァレンティニアヌス3世によって殺害されてしまいました。