エパメイノンダスの一生・生涯・人生
世界史に登場する軍人エパメイノンダスの人生
テーバイの政治家であり将軍でもあるエパメイノンダスは、紀元前371年にスパルタの平和会議に出席します。スパルタはこの会議において、テーバイがボイオチアの支配権を放棄するよう求めますが、エパメイノンダスはこれを拒否しました。これによりテーバイはスパルタと戦争状態となり、エパメイノンダス率いるテーバイ軍が、クレオンブロトスを司令官とするスパルタ軍とレウクトラで戦います。エパメイノンダスは見事な戦術でスパルタ軍を破り、その後の約10年間はテーバイがギリシャの指導権を握りました。その間にメッセニアをスパルタから解放してメッセネ市を建てたり、アルカディア同盟の中心となる都市メガロポリスを建設したりします。テッサリアに出兵し、アテナイに対抗するために海軍を編成してエーゲ海にも進出しました。紀元前362年、テーバイ軍はマンティネイアで再びスパルタ軍と戦い、 「レウクトラの戦い」の時と同じ戦術を使って再び勝利します。しかしながらエパメイノンダス自身はこの戦闘で、敵を追撃中に槍を受けて戦死してしまいました。