知っておきたい故事成語・慣用句・諺
故事成語・慣用句・諺
鹿を以て馬と為す
秦の時代に始皇帝の死後、趙高と言う宦官が権力を振るっていた。
その時、鹿の絵(実物)を見せ自分はこれを「馬だ」と言いどれだけの人間が反抗するかを試した。
その結果「鹿は鹿だ」と言った人間はすべて殺された。
いまとは意味が違うが、「馬鹿」の語源
拘兎(こうと)死して走狗(そうく)煮らる
すばしっこい兎が死んでしまうとそれまで猟で使われていた犬が不要になり捨てられると言う意味
前漢の元帥(げんすい)韓信将軍が誅殺されるときに残した言葉
明眸皓歯(めいぼうこうし)
目がパッチリしていて歯が白い美人な人の意味、つまり女の人をほめる言葉ほかに女の人をほめる言葉と言えば、
「絶対佳人」、絶対(並ぶものがない)・佳人(美しい人)と言う意味
水魚の交わり
劉備が諸葛亮を軍師として迎えたときに「魚が水を得たようだ」と言うぐらい喜んだことから
白眉(はくび)
中国の三国時代に馬良と言う人がいたその人は眉が白く、頭も良かった。
そして、街の人たちから「馬氏の五常白眉最も良し」と言われていた。
そこから、小さな集団の中で最も優れた人間のことを指す言葉となった。 (五常とは馬氏五人兄弟には全員、字に常の字がついていたため)
泣いて馬謖(ばしょく)を斬る
諸葛亮が軍律を犯し自軍を敗戦に追い込んだ罪で弟子の馬謖を涙をのんで処刑したことから (馬謖は馬良の弟)
鶏肋
曹操と楊修の話にでてくる言葉だが本当の意味は
「鶏のあばら骨は食べられる所は少ないないが、捨てるには惜しい味がある」と言う意味
死せる諸葛生ける仲達を走らす
五丈原の戦いで諸葛亮が司馬懿を生前の策略で死後も防ぎ退却させたことから