クセルクセス一世の一生・生涯・人生
世界史に登場する軍人クセルクセス一世の一生
ペルシャ王ダリウス1世の後継者であるクセルクセス1世は、父王から引き継いだ都ペルセポリスの建設整備工事を熱心に進めました。紀元前485年から484年まではエジプトに遠征して兄弟のアケメネスをエジプト総督に任命します。彼の率いるペルシャ軍はバビロニアの反乱を鎮圧したあとヨーロッパへと向かい、トラキア、マケドニア、ギリシャへと遠征していきました。 クセルクセス1世は「テルモピュライの戦い」ではギリシャ軍に勝利しましたが、紀元前480年9月のサラミス湾での海戦に大敗してしまいます。彼は軍の指揮をマルドニオス将軍に任せて小アジアに引き返しますが、紀元前479年の夏、「プラタイアイの戦い」においてマルドニオス将軍が戦死、助かった兵士たちは小アジアに撤退してしまいました。続いて同年8月、ミレトスに近いミュカレ岬でギリシャ海軍が勝利を治めるとクセルクセス1世のギリシャ遠征は完全に失敗に終ります。