マホメットの一生・生涯・人生
世界史に登場するマホメットの一生・生涯・人生
マホメットはイスラム教の創始者としてアラブ民族を統合し、強大なイスラム帝国に発展する素地をつくりました。メッカで孤児として育った彼は大変な苦労をして成長し、595年に金持ちの未亡人と結婚してやっと独立します。マホメットは裕福な商人となってからも社会の矛盾に関心を持ち続け、ユダヤ教やキリスト教の影響を受けて一神教への宗教改革と社会改革に乗り出しました。 ウマイヤ家の迫害から逃れるため、622年にメディナへ聖遷(ヘジュラ)した後は、単なる宗教指導者にとどまらず、軍事指導者や政治家としても活躍して、アラブ諸部族に「イスラム」という新しい共通指導原理を与えました。「イスラム」とは「唯一にして至大なるアッラーの神に絶対的に帰依する」という意味で、マホメットの言葉を記した聖典「コーラン」を読誦することで直接神に接することが出来るとしています。