ロバート・ザ・ブルースの一生・生涯・人生
世界史で活躍した偉人ロバート・ザ・ブルースの一生・生涯・人生
ロバート・ザ・ブルース(1274年~1329年)
ノルマン人の血を引くロバートはイングランド王エドワード1世に忠誠を誓い、イングランドの王廷で青年期を過ごしました。そのうちスコットランドの王位を望むようになった彼は1306年に政敵を倒すと、 ロバート1世としてスコットランド国王に即位したことを一方的に宣言します。 エドワード1世が死去するとスコットランドの支配を一層強化し、1310年にはスコットランドの司教たちの支持を得ることにも成功しました。1314年「バノックバーンの戦い」でエドワード2世率いるイングランド軍を破って、ロバートは事実上のスコットランド国王となります。 1327年、失策続きのエドワード2世は廃位に追い込まれ、イングランドは財政が破綻して軍隊の維持もままならない状態でした。相次ぐスコットランド軍の侵入に音を上げたイングランドはロバートの王位を認めざるを得なくなり、エジンバラ条約によってスコットランドに対するイングランドの支配権は全て放棄されます。